球磨川駅

球磨川駅

球磨川駅は、かつて熊本県八代市松江町に位置していた、旧運輸省（現JR）鹿児島本線の貨物支線に存在した駅（貨物駅）です。現在は廃止されています。

歴史

この駅の起源は、九州鉄道によって開設された初代八代駅に遡ります。しかし、官設鉄道が人吉方面へ路線を延伸する際、初代八代駅の位置が分岐点として不適当であったため、1908年（明治41年）に駅は現在地に移転しました。その際、旧線は新線として扱われ、貨物支線として生まれ変わり、初代八代駅の跡地に球磨川駅が設置されました。

1945年（昭和20年）に球磨川駅は八代駅構内に併合され、その歴史に幕を閉じましたが、駅の施設自体は1989年（平成元年）まで存続しました。

年表

1896年（明治29年）11月21日：九州鉄道が初代八代駅として開設。
1907年（明治40年）7月1日：九州鉄道が国有化。
1908年（明治41年）6月1日：八代駅が現在地に移転。旧線が貨物支線となり、球磨川荷扱所として設置。貨物のみを取り扱う。
1912年（明治45年）7月11日：荷物の取り扱いを開始。球磨川駅に改称。
1945年（昭和20年）6月10日：貨物支線廃止に伴い廃駅。八代駅に併合され、同駅の構内側線となる。
1989年（平成元年）11月12日：構内側線廃止。

跡地

球磨川駅の跡地は、土地区画整理事業によって整備され、現在は出町公園となっています。公園内には、かつて駅が存在したことを示す説明板が設置され、国鉄C57形蒸気機関車の動輪が展示されています。これは、地域の歴史を伝える貴重なモニュメントとなっています。

隣の駅

運輸省

鹿児島本線（貨物支線）：八代駅 - （貨）球磨川駅

脚注

特になし

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

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