琉球バス交通豊崎営業所

琉球バス交通豊崎営業所について

琉球バス交通豊崎営業所は、沖縄県豊見城市字豊崎に所在する、琉球バス交通が管轄する営業所です。2008年8月1日に、那覇市安里にあった本社・観光部と与根営業所が移転・統合される形で開設されました。

開設の背景

2008年7月まで那覇市牧志にあった本社・観光部は、那覇市が推進する「牧志・安里地区第1種市街地再開発計画」の対象となっていたため、移転が求められていました。このため、2006年の琉球バスから琉球バス交通への営業譲渡を機に、移転先の用地が模索されていました。その結果、2007年2月頃に豊見城市と沖縄県土地開発公社が共同で進めていた豊崎タウンの都市開発関連用地の公募に応募し、同年3月に内定を得ました。その後、約1年をかけて営業施設などの建設を行い、2008年8月1日に業務を開始する運びとなりました。

営業所の開設に際して、同じく豊見城市内にあった与根営業所が統合されました。さらに、第一交通産業グループのバス事業拠点として、那覇バスの事務部門も南風原町の新川営業所から豊崎事務センターとして移転しました（新川営業所自体は営業所として存続）。

与根営業所の統合により、従来与根営業所が管轄していた那覇バスターミナルを発着する路線は全て豊崎営業所の管轄となりました。また、与根営業所付近の「我那覇バス停（または伊良波バス停）」を発着していた55番（牧港線）、56番（浦添線）、88番（宜野湾線）、98番（琉大（バイパス）線）も、移転に伴い、豊崎営業所付近に新設された「道の駅豊崎」発着へと路線が延長されました。

観光バスの多くが駐機していた牧志の観光部と、路線バスの多くが駐機していた与根営業所が統合されたため、豊崎営業所で管理する車両はかなりの台数となりました。

現在の状況

しかし、2019年4月1日に琉球バス交通の路線バス部門の営業所と本社、那覇バスの事務センターが、豊見城市翁長の豊見城営業所へ移転しました。これにより、現在は観光部門の営業所として機能しています。

施設概要

営業所内には、100台以上のバスを収容できる広大な駐車場が設けられています。また、洗車設備、給油設備、整備工場なども併設されており、バスの運行を支えるための設備が充実しています。

豊崎営業所を直接起点とする路線バスはありませんが、営業所の出入口にはバス待合所が設置されています。

歴史

2008年8月1日：琉球バス本社・観光部と与根営業所が移転・統合し、豊崎営業所として業務を開始。
2019年4月1日：路線バス部門の営業所と本社が豊見城営業所へ移転。豊崎営業所は観光部門のみとなる。
2022年4月1日：那覇バスの観光部門が琉球バス交通に統合される。

周辺施設

豊崎営業所の周辺には、以下の施設があります。

沖縄アウトレットモール・あしびなー
ゼファー豊崎ライフスタイルセンター（TOMITON）
ヤマダ電機テックランド豊見城店
道の駅豊崎
iias沖縄豊崎

過去に管轄していた路線

以下は、豊崎営業所が過去に管轄していた路線の一覧です。

20番・名護西線（沖縄バスとの共同運行）
21番・新都心具志川線
22番・こどもの国宮里線
23番・具志川線
24番・那覇大謝名線
26番・宜野湾空港線
27番・屋慶名（大謝名）線
28番・読谷（楚辺）線（沖縄バスとの共同運行）
29番・読谷（喜名）線（沖縄バスとの共同運行）
50番・百名（東風平）線
51番・百名（船越）線
53番・志喜屋（船越）線
54番・前川線
55番・牧港線
56番・浦添線
63番・謝苅線
83番・玉泉洞線
88番・宜野湾線
89番・糸満（高良）線（沖縄バスとの共同運行）
90番・知花（バイパス）線
98番・琉大（バイパス）線
99番・天久新都心線
105番・豊見城市内一周線
110番・長田具志川線
112番・国体道路線
120番・名護西空港線（沖縄バスとの共同運行）
152番・イオンモール沖縄ライカム（高速）線
223番・具志川おもろまち線
227番・屋慶名おもろまち線
228番・読谷おもろまち線（沖縄バスとの共同運行）
263番・謝苅おもろまち線
288番・宜野湾おもろまち線
290番・知花おもろまち線
298番・琉大おもろまち線

関連事項

琉球バス交通
那覇バス
* 第一交通産業

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