琉球ボクシングジム

琉球ボクシングジムの概要

琉球ボクシングジムは沖縄県を拠点としたボクシングのトレーニング施設で、1981年に設立されました。設立者は、かつて具志堅用高のトレーナーとして知られた仲井真重次で、最初は「沖縄ボクシングジム」という名で活動を始めました。このジムは、沖縄のボクシング界に大きな足跡を残した存在です。

歴史と功績

ジム設立以来、多くのボクサーたちがこの場所から巣立ち、特に1992年には平仲明信選手を沖縄初の世界王者にまで育て上げました。この功績は、琉球ボクシングジムが沖縄のボクシング界でも重要な役割を果たしていることを示しています。さらに、1993年には仲井真の高校時代の同級生である中真茂が新しいジム「沖縄ワールドリングボクシングジム」を設立し、さらに地域のボクシングを盛り上げる動きが見られました。

2003年8月、ジムは新しい場所へ移転し、名称を「沖縄ボクシングジム」から「琉球ボクシングジム」に変更しました。この改名以降、ジムは現在に至るまで様々なボクサーを誕生させています。

近年の取り組み

最近では、初代日本女子フライ級王者となった池本夢実選手を輩出し、特に女性ボクサーの育成にも注力しています。池本選手は、グローバルな舞台で戦う姿を見せており、琉球ボクシングジムの名を世界に広める一因となっています。また、アマチュア部門においても、アンダージュニアボクシング王座決定戦の県代表を輩出するなど、将来を担う若手選手の育成に力を入れています。

現状

しかしながら、2020年10月30日に日本ボクシングコミッション（JBC）に住所変更の手続きを行った際に、ジムの公式ウェブサイトやSNSの更新が止まっている状況が続いています。近年の活動についての情報発信が途絶えていることは、ファンにとっては少々残念な側面もあります。

それでも、2021年12月には池本夢実がOPBF女子東洋太平洋フライ級王者決定戦に出場し、観客を魅了しました。この試合でも池本は琉球ジムの一員として臨むなど、プロボクシングジムとしての役割は引き続き果たされています。

まとめ

琉球ボクシングジムは、沖縄のボクシング界で確固たる地位を築いており、これからも新たな才能を発掘し続けていくことでしょう。地域に根差した取り組みを続けるこのジムの今後の展望が楽しみです。

もう一度検索