瑞穂野バイパス

瑞穂野バイパスは、栃木県宇都宮市を通る国道121号のバイパスです。ここでは、その概要、路線データ、詳細について解説します。

概要

国道121号は、1993年4月1日に終点が宇都宮市から益子町まで延伸されました。しかし、当初は宇都宮環状道路南部区間から桑島大橋へ至る道路がなく、新4号国道と重複する区間を経由する必要がありました。この経路は遠回りで時間がかかり、一部区間は道幅が狭くカーブが多かったため、大型車の通行や歩行者の安全に問題がありました。

瑞穂野バイパスは、この区間を短絡するために建設され、2000年7月に完成・供用開始しました。2000年9月9日 - 11月5日に宇都宮で行われた全国都市緑化フェア「マロニエとちぎ緑花祭2000」へのアクセス道路としても機能しました。

バイパスは新4号国道を越えた後、上り線と下り線の間に江川放水路が入り込む形になります。右折時には対岸の信号が青になるのを待つ必要があります。沿線には開通を記念した植樹が施されています。

2023年秋には、一部片側1車線区間が残っていた西刑部工区の事業が完了し、バイパス全線が片側2車線化されました。また、バイパスの延長上にあり鬼怒テクノ通りと接続する市道みずほの通りも、2024年11月15日に4車線化が完了しました。

桑島大橋を含む区間（下桑島町〜上籠谷町）は、当面片側1車線のままですが、将来的には橋梁部分を含めた4車線化が検討されています。

路線データ

起点：栃木県宇都宮市西刑部町（瑞穂野南交差点＝新4号国道石橋宇都宮バイパス交点）
終点：栃木県宇都宮市下桑島町（下桑島町交差点＝栃木県道46号宇都宮真岡線、栃木県道158号下岡本上三川線交点）
総距離：4.68km
車線数：片側2車線
開通年月日：2000年（平成12年）7月19日

交差する主な道路

新4号国道
* 栃木県道46号宇都宮真岡線

まとめ

瑞穂野バイパスは、宇都宮市内の交通を円滑にし、安全性を向上させるために重要な役割を果たしています。今後の桑島大橋を含む区間の4車線化にも期待が高まります。

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