瑠璃光 薬師寺ライヴ2001

『瑠璃光 薬師寺ライヴ2001』

『瑠璃光 薬師寺ライヴ2001』は、2001年9月27日にリリースされたさだまさしのライヴ・アルバムです。このアルバムは、2001年5月18日から19日にかけて薬師寺で開催された「薬師寺玄奘三蔵院伽藍総供養記念さだまさし薬師寺奉納公演」を収録しています。このコンサートは、世界遺産である薬師寺で行われたもので、さだ自身も初の試みだと語っています。音楽のアレンジは、すべて倉田信雄が担当しています。

収録曲と内容

アルバムは3枚組構成となっており、各ディスクには魅力的な曲と数々のトークが収められています。

Disc 1

1. 道化師のソネット
2. 案山子
3. トーク1 - あいさつ
4. 無縁坂
5. 精霊流し
6. 秋桜

特に「秋桜」は、山口百恵盤のアレンジを基にしたものです。また、トークの一環では、アーネスト・フェノロサが薬師寺の東塔を「凍れる音楽」と表現したことについての考察が展開され、さだはその発言にインスピレーションを受けたと話しています。さらには「北の国から〜遥かなる大地より〜」のオルゴールを購入したエピソードも語られています。

Disc 2

7. トーク4 - メンバー紹介～嗚呼修学旅行
8. 昨日・今日・奈良､飛鳥・明後日。～薬師寺奉納公演スペシャル篇～
9. 最後の頁
10. 加速度
11. トーク5 - 春の奈良
12. 惜春
13. つゆのあとさき
14. 療養所（サナトリウム）

トーク部分では、薬師寺にまつわる思い出や、奈良の魅力についての話が盛り込まれており、聴く者を惹きつけます。特に、さだが子供の頃の修学旅行の逸話を取り上げている箇所は、懐かしさを感じさせます。

Disc 3

15. トーク6 - 元気と勇気
16. 舞姫
17. まほろば
18. 防人の詩
19. トーク7 - アンコールあいさつ
20. 主人公
21. 最期の夢

最終ディスクでは、さだが「人間は皆、赤ん坊として生まれたときに元気と勇気を持っている」といった人生観を語ります。音楽だけでなく、心に響くメッセージも感じられる内容です。

終わりに

『瑠璃光 薬師寺ライヴ2001』は、さだまさしの音楽の真髄を体感できる作品であり、薬師寺という特別な場所での感動的なひとときを聴き手に提供します。音楽とトークが織り成す世界は、彼のファンのみならず、多くの人々に届くことでしょう。

もう一度検索