環境省設置法

環境省設置法について

環境省設置法（平成11年法律第101号）は、環境省の設立根拠となる日本の法律であり、その任務、所掌事務、組織構成を詳細に定めています。この法律は、環境省が所管する行政事務を円滑に遂行するための法的枠組みを提供し、日本の環境政策の中核を担っています。

法律の構成

環境省設置法は、以下の構成で成り立っています。

第1章：総則
この法律の目的や基本的な事項を定めています。
第2章：環境省の設置並びに任務及び所掌事務等
第1節：環境省の設置
環境省が設置されることを定めています。
第2節：環境省の任務及び所掌事務
環境省が担うべき任務と具体的な所掌事務を規定しています。
25の所掌事務が定められており、環境省の幅広い活動範囲を示しています。
第3節：環境省の長
環境省の長として環境大臣が定められています。
第3章：環境省に置かれる職および機関
第1節：特別な職
環境省に置かれる特別な職について規定しています。
第2節：審議会等
環境省に関連する審議会等について規定しています。
第3節：特別の機関
環境省に設置される特別な機関について規定しています。
第4節：地方支分部局
地方における環境省の支分部局について規定しています。
附則
法律の施行期日や経過措置など、法律の運用に必要な事項を定めています。

沿革

1999年（平成11年）7月16日: 環境省設置法が公布されました。
2001年（平成13年）1月6日: 中央省庁等改革関係法施行法に基づき、環境省設置法が施行されました。
同日、中央省庁再編に伴い、環境庁設置法は廃止されました。

環境省の役割

環境省は、この法律に基づき、大気汚染、水質汚濁、廃棄物処理、自然保護、地球温暖化対策など、多岐にわたる環境問題に取り組んでいます。環境省設置法は、これらの活動を支える法的根拠として、非常に重要な役割を果たしています。

関連法令

環境省の組織や運営については、以下の法令も参照することができます。

環境省組織令（平成12年政令第256号）
環境省組織規則（平成13年環境省令第1号）

これらの法令は、環境省の組織構造や事務分掌をより詳細に定めており、環境省設置法と合わせて環境行政を理解する上で不可欠な情報を提供しています。

環境省設置法は、環境省の活動の根幹をなす法律であり、環境問題解決に向けた取り組みを推進する上で、重要な役割を果たしています。

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