甕津線

甕津線（オンジンせん）

甕津線は、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の黄海南道海州市にある海州青年駅から、同じく黄海南道甕津郡にある甕津駅を結ぶ鉄道路線です。この路線は、日本統治時代に建設された甕津線を原型としています。

歴史

1936年12月11日、海州～翠野（現在の碧城）間が朝鮮鉄道黄海線の土城〜翠野間路線として開通しました。その翌年、1937年5月19日には翠野〜甕津間が開通し、全線が開業しました。

1944年には国有化が行われ、その際に海州〜甕津間が分離され、現在の甕津線となりました。朝鮮戦争休戦後、この路線は他の旧黄海線と同様に標準軌に改軌されています。また、海州駅が移転され、その後、海州〜文井間も移設されています。

駅一覧

甕津線に存在する駅はすべて黄海南道内に位置しています。

特筆すべき点として、紫陽駅と長屯駅の間で北緯38度線を跨いでいます。

廃駅

過去には以下の駅が存在しましたが、現在は廃止されています。

菊峰駅（ククポンえき、국봉역） - 碧城駅と紫陽駅の間に存在していました。廃止当時は黄海南道碧城郡に位置していました。（海州青年駅起点18.6km）

参考文献

国分隼人（2007年）. 『将軍様の鉄道 北朝鮮鉄道事情』, 新潮社. ISBN 9784103037316
鉄道星編(1937年).『鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在』, 川口印刷所出版部. p509〜510

関連項目

朝鮮民主主義人民共和国の鉄道
朝鮮総督府鉄道（鮮鉄）
黄海線

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