生山裕人

生山裕人のプロフィール

生山裕人（いくやま ひろと）は、1985年5月10日生まれで、大阪府大阪市出身の元プロ野球選手です。内野手として活躍し、右投両打で、特に俊足巧打が持ち味でした。プロ入りの経歴がユニークであり、NPBでは育成選手として成長を遂げました。現在は野球指導者として、選手育成にも情熱を注いでいます。

経歴

プロ入り前

卒業したのは大阪府立天王寺高等学校で、その後は大阪教育大学を受験しましたが、教師を目指していたものの2度の試験で不合格になりました。次第に芸人という新たな夢にも関心を持ち、近畿大学文芸学部芸術学科の演劇芸能専攻に進んだものの、講義時間の関係で硬式野球部には入部できず、準硬式野球部に所属しました。また、創部間もない八尾ベースボールクラブに1期生として参加し、大学生活とクラブチームでの活動を両立させました。

四国アイランドリーグ・香川時代

大学在学中の2年目に休学し、2007年に四国アイランドリーグである香川オリーブガイナーズに入団しました。在籍中は、公式戦の約60%に出場し、足の速さと巧打が際立ちました。50メートル走は5秒9という記録を保持し、俊足の選手として注目を集めました。2008年10月には千葉ロッテマリーンズから育成選手として指名されましたが、当時NPB球団からの接触がほとんどなく、ジャージ姿でのインタビューを受けたエピソードも印象的です。

ロッテ時代

ロッテでは2009年に二軍で2試合に出場しましたが、その後も出場機会は徐々に増えていきました。2012年には87試合に出場しましたが、残念ながら支配下登録を果たすことは叶わず、シーズン終了後の10月7日には戦力外通告を受けました。

退団後の活動

ロッテ退団後はウェディングプランナーに転職しましたが、2015年にはその職も退きました。2018年には「四国アイランドリーグplusキャリアデザインセンター」の代表に就任し、選手のキャリアサポートに力を入れるようになりました。2020年には香川オリーブガイナーズの野手コーチに就任し、2021年にはチームを前期優勝に導くなど、積極的な走塁の指導が評価されました。

その後、2022年には日本海オセアンリーグの滋賀GOブラックスに移り、野手コーチとして1シーズン務めた後、退団し、今後は障害児福祉の分野に進むと発表しました。

バイオグラフィーの特徴

生山は独特な経歴を持ち多様なキャリアを歩んできました。彼の能力と情熱は選手や指導者としての姿勢に強く影響し、他の選手にとっても刺激となっています。野球界において、特異な経歴を活かし、コミュニティに貢献しようとする姿勢は、多くの人に感動を与えるものでしょう。

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