生活協同組合コープおきなわ

生活協同組合コープおきなわについて

生活協同組合コープおきなわは、沖縄県浦添市に本部を置く生活協同組合です。通称は「コープ」または「生協」として親しまれています。1976年の設立以来、沖縄県民の生活を支えるため、様々な事業を展開してきました。

概要

コープおきなわは、組合員の出資金によって運営される組織であり、組合員のニーズに応じた商品やサービスを提供しています。店舗での食料品や日用品の販売だけでなく、夕食宅配サービス「ゆーたく」や移動販売車「まちかど便」など、地域住民の生活をサポートする多様な取り組みを行っています。

沿革

コープおきなわの歴史は、1976年2月29日に「沖縄南部市民生活協同組合」として設立されたことから始まります。当初は810人の組合員からスタートしましたが、その後、組合員数は順調に増加し、1984年には1万人、1990年には5万人、1995年には10万人を達成しました。

組織の名称も変遷しており、1979年に「沖縄県民生活協同組合」へ、1991年には現在の「生活協同組合コープおきなわ」へと変更されました。この間、1988年には物流センターが完成し、1994年には初の店舗「コープ首里」が開店するなど、事業基盤を拡大してきました。

2000年代に入ると、店舗展開をさらに進めるとともに、新たな事業にも積極的に取り組みました。2003年にはISO14001認証を取得し、環境保全への意識も高めました。また、沖縄県内の市町村と業者間で初となる災害時応援協定を締結するなど、地域貢献活動にも力を入れています。

2005年には、黒糖シロップや冷凍沖縄そばなど、沖縄県産品を活用した独自商品の開発にも着手しました。また、県セルプセンターとの連携による福祉作業所製作のしめ縄販売や、琉球ジャスコ（現・イオン琉球）などとの共同開発によるカット野菜の販売など、地域社会との連携を深めています。

2010年には、沖縄県立芸術大学の学生とのコラボレーションにより、コープこくばをリニューアルオープンしました。店舗内に障害福祉サービス事業所が運営するベーカリーを出店するなど、地域住民とのつながりを重視した店舗づくりを行っています。

2011年には「フードアクション・ニッポンアワード」で地域おこしの取り組みが評価され、優秀賞を受賞しました。その後も、夕食宅配や移動販売などの事業を拡大し、2019年には消費者庁から「ベスト消費者サポーター章」を授与され、2020年には農林水産省主催の「食育活動表彰」で農林水産大臣賞を受賞するなど、その活動が広く認められています。

店舗一覧

コープおきなわは、沖縄県内に複数の店舗を展開しています。主な店舗は以下の通りです。

那覇市：コープ首里、コープこくば、コープ寒川、コープあっぷるタウン、コープおろく
浦添市：コープ牧港
沖縄市：コープ山内、コープ美里
名護市：コープなご宮里

過去には、沖縄市に「コープあわせ店」が存在しましたが、現在は閉店しています。

その他の活動

コープおきなわは、店舗運営以外にも、様々な活動を行っています。

夕食宅配「ゆーたく」: 高齢者や共働き家庭向けに、栄養バランスの取れた夕食を自宅まで配達するサービスです。
移動販売車「まちかど便」: 店舗から離れた地域や高齢者宅を巡回し、食料品や日用品を販売するサービスです。
コープ葬祭「ひやごんホール」: 組合員向けの葬祭サービスを提供しています。
地域貢献活動: 食育活動や環境保全活動など、地域社会に貢献する様々な活動を行っています。

コープおきなわは、組合員の生活を支えるだけでなく、地域社会の発展にも貢献する生活協同組合として、これからも様々な活動を展開していきます。

外部リンク

生活協同組合コープおきなわ
沖縄県生活協同組合連合会

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