生駒市立真弓小学校

奈良県生駒市真弓一丁目に位置する生駒市立真弓小学校は、地域の子供たちが学ぶ公立小学校です。

この学校は、昭和52年（1977年）4月1日、当時の生駒市立生駒北小学校から分離・新設される形で開校しました。開校当初は生駒市上町の地で産声をあげ、同年4月6日に開校式が挙行され、新たな教育活動が始まりました。

開校後の数年間で、学校施設は急速に整備が進められました。昭和52年（1977年）には体育館、プール、本館校舎が次々と完成し、基本的な教育環境が整えられました。翌昭和53年（1978年）には、学校の精神を表現する校歌と校章が制定され、5月4日を創立記念日と定めました。また、運動場には体育倉庫やトイレが整備されました。昭和54年（1979年）には北館校舎や防球フェンスが完成し、同年4月1日には住居表示の変更により現在の真弓一丁目に所在地が改められました。その後も、昭和55年（1980年）の中庭造園、昭和56年（1981年）の学級園整備、昭和57年（1982年）の観察池完成など、子供たちの学びや憩いの場としての環境が拡充されていきました。なお、昭和56年（1981年）4月1日には、学区の一部が分離され、生駒市立あすか野小学校が開校しています。

学校は節目ごとにその歩みを祝い、未来への展望を共有してきました。昭和61年（1986年）11月16日には創立10周年記念式典が行われ、記念講演や植樹、音楽発表会などで祝いました。平成8年（1996年）11月17日には創立20周年、平成18年（2006年）5月31日には創立30周年、平成28年（2016年）10月1日には創立40周年を迎え、それぞれ記念式典や行事（30周年は真弓フェスタ、40周年は観劇会など）が開催され、学校の歴史と地域とのつながりを再確認しました。

施設の整備・改修は継続的に実施されています。設立後、昭和63年（1988年）に運動場観覧席、平成2年（1990年）に新館、平成6年（1994年）に運動場アスレチックが完成しました。平成10年度から3年間（1998年～2000年）にかけては、西館、中館、南館の校舎大規模改修工事が行われ、施設の老朽化に対応しました。また、平成19年（2007年）4月1日には、学校運営に地域の声を取り入れる学校評議員制度と、様々な教育活動を支えるスクールボランティアが導入され、地域に開かれた学校づくりが進められています。平成22年（2010年）以降も、運動場遊具改修（2010年）、体育館耐震工事（2011年）、体育館へのAED設置（2012年）、体育館改修（床・側面 2014年、屋根等 2018年）、多目的室改修（2015年）、トイレ改修（2017年）など、教育環境の維持向上に向けた取り組みが進められています。

生駒市立真弓小学校の通学区域は、上町、上町台、真弓一丁目から四丁目、真弓南一丁目及び二丁目、北大和一丁目から五丁目の各地域に及びます。卒業生は原則として、生駒市立上中学校へ進学することになります。学校の周囲には、生駒市立あすか野小学校、生駒台小学校、生駒北小学校、鹿ノ台小学校といった市内の小学校に加え、奈良市に位置する登美ヶ丘小学校や二名小学校など、複数の小学校が隣接しています。

真弓小学校は、開校以来、時代の変化や地域の発展に応じながら、子供たちの健やかな成長を育むための環境整備や教育活動を展開し、歴史を積み重ねています。

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