産労総合研究所

株式会社産労総合研究所：人事・労務、医療福祉分野をリードするシンクタンク

1938年、民間調査研究機関「産業労働調査所」として設立された株式会社産労総合研究所は、日本の経済・社会の発展と共に歩んできた老舗シンクタンクです。戦時下の労働問題研究から始まり、現在では人事・労務、医療福祉分野における専門的な情報発信、コンサルティングサービスを提供しています。80年以上にわたる歴史と実績を背景に、企業や医療機関の抱える課題解決に貢献しています。

幅広い事業展開：情報提供からコンサルティングまで

産労総合研究所は、多様な事業を通じて、顧客ニーズに応えています。主な事業内容は以下の通りです。

専門情報誌の発行: 会員制の定期刊行誌を中心に、人事・労務、医療福祉分野の最新情報、実務に役立つ情報を提供しています。これらの雑誌は、書店での個別販売は行っておらず、会員向けサービスとなっています。
書籍出版: 人事・労務、医療福祉関連の実務書を中心に、多様な書籍を出版しています。1994年には『大阪学』を出版し、社会現象となった「大阪ブーム」を牽引する役割も果たしました。
調査研究活動: 企業や医療機関を対象とした独自アンケート調査を長年実施。初任給調査は1961年から継続しており、他にモデル賃金調査、出張旅費調査、育児・介護支援制度調査など、多岐にわたるデータを提供することで、企業経営の意思決定を支援しています。受託調査にも対応しています。
セミナー・スクーリング開催: 賃金交渉、賃金制度設計、職能資格制度導入など、人事・労務、医療福祉分野に関する各種セミナーや研修プログラムを実施しています。
コンサルティング: 賃金・人事制度、医療経営に関するコンサルティングサービスを提供。長年の経験とノウハウに基づき、顧客企業の課題解決を支援しています。

独自の調査データと分析：時代の変化を捉え、未来を見据える

産労総合研究所は、独自の調査データに基づいた分析結果も提供しています。特に注目されているのが、新入社員のタイプ分析です。2018年度から、企業の人事担当者や大学のキャリアセンター担当者からなる「新社会人の採用・育成研究会」が、採用・就職活動に関するアンケート調査などを基に、その年の新入社員の特徴を分析し、象徴的な物品名と説明文で表現しています。これにより、企業は新入社員の特性を理解し、効果的な育成プログラムを策定することができます。例として、2018年度は「SNSを駆使するチームパシュートタイプ」、2023年度は「可能性は∞（無限大）AIチャットボットタイプ」など、時代を反映した分析結果が発表されています。

附属機関：専門性の高い研究活動

産労総合研究所には、専門性の高い研究活動を行う附属機関があります。

日本賃金研究センター: 賃金制度に関する調査研究、セミナー開催、コンサルティングなどを行っています。「春季賃金交渉セミナー」や「楠田スクーリング・職種別職能給導入講座」などが有名です。
* 医療経営情報研究所: 病院における労務管理や賃金問題に関する調査研究、情報誌の発行、セミナー開催などを行っています。「病院経営新事情」「医事業務」「看護のチカラ」「病院羅針盤」といった専門誌を発行しています。

80年以上の歴史と実績：日本の産業発展に貢献

産労総合研究所は、昭和13年の設立以来、日本の経済・社会の発展に貢献してきました。時代の変化に合わせて事業内容を拡充しつつ、常に高い専門性と信頼性を維持することで、企業や医療機関のパートナーとして、これからも社会の発展に貢献していくでしょう。

もう一度検索