田中志歩

田中志歩（たなかしほ）

田中志歩は1998年6月29生まれの日本の女子柔道選手で、山口県光市出身です。階級は70kg級で、身長は171cm、血液型はO型です。田中は柔道の段位を弐段としており、右組みを得意とします。彼女の特技は大内刈で、兄の田中源大も100kg超級で活躍する選手です。

経歴

田中は5歳で柔道を始め、地元にある田布施スポーツ少年団で基礎を学びました。家族の影響を受け、父や兄からの指導を受けつつ、妹も柔道を始めました。母親はバレーボールの実業団で活躍していました。小学校5年生の時にレスリングも始め、徳山大学内のヤマグチジュニアアスリートアカデミー「ファイブスター」の1期生として育ちました。

中学時代には、近代柔道杯で2位、ジュニアクイーンズカップでは3位、全国中学校[[柔道大会]]で5位の成績を収めました。高校に進学すると、聖光高校では柔道とレスリングの両方に取り組み、特にレスリングでの成績が目立ちました。1年生でのジュニアオリンピックでは優勝し、高校選手権でも3位を獲得。

2年目では、ジュニアクイーンズカップで優勝し、世界カデット選手権では3位に入賞。この際、柔道一本に絞ることを決意。3年生のとき、インターハイで優勝し、全日本ジュニアでは3位でした。彼女の高校時代は、独特のキャラクターでクラスのアイドル的存在であったことでも知られています。

2017年、彼女は古賀稔彦の指導を受けるために環太平洋大学に進学します。その年から競技者としての実力をさらに高め、多くの全国大会で好成績を収めました。特にグランドスラム・東京で3位に入るなど、その名を広めました。その後も各種大会で優勝や入賞を果たし続けました。

2022年にはグランドスラム・テルアビブで優勝し、続く体重別でも全勝し優勝を飾ります。世界選手権代表にも選ばれ、着実に実力をつけていきました。2023年にはアジア大会で個人戦と団体戦の両方で優勝し、国際舞台でもその実力を発揮しました。

2024年の世界選手権では準々決勝で一時苦しみましたが、最終的に3位に入賞し、団体戦ではチームと共に勝利を収めるなど、彼女の活躍が続きます。日本柔道界での期待される選手として、今後の大会にも注目です。

戦績

田中志歩はこれまでのキャリアで多くのタイトルを獲得しています。

柔道

• - 2012年 - 近代柔道杯 2位
• - 2015年 - 全国高校選手権 3位 (63kg級)
• - 2016年 - インターハイ 優勝
• - 2017年 - グランドスラム・東京 3位
• - 2022年 - グランドスラム・テルアビブ 優勝
• - 2023年 - アジア大会個人戦 優勝

レスリング

• - 2012年 - ジュニアクイーンズカップ 中学の部 52kg級 3位
• - 2014年 - ジュニアオリンピック カデットの部 65kg級 優勝

田中の今後の活躍に期待が寄せられています。

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