田中橋 (津南町)

田中橋は、新潟県中魚沼郡津南町の信濃川に架かる、新潟県道49号小千谷十日町津南線に属する橋長154mの桁橋です。

概要

田中橋は、鋼2径間連続桁橋として設計されています。橋長は154.0m、総幅員は10.8mです。この橋は、津南町における重要な交通インフラとしての役割を担っています。

歴史

田中橋の歴史は、1954年（昭和29年）5月30日に遡ります。当初は木造トラス補剛桁と鉄筋コンクリート製主塔からなる吊橋として完成しました。当時の橋は、地域の交通を支える重要な役割を果たしていましたが、老朽化が進んだため、架け替えの必要性が生じました。

その後、1978年（昭和53年）11月に、新潟県によって現在の永久橋に架け替えられました。この架け替えにより、橋の耐久性が向上し、より安全で安定した交通が確保されるようになりました。現在の橋は、鋼製の桁橋であり、長年の風雪に耐えうる構造となっています。

2011年（平成23年）3月12日に発生した長野県北部地震では、小千谷十日町津南線の田中橋から上野までの区間で路面陥没が発生し、通行止めとなりました。この影響で、田中集落が一時的に孤立する事態となりました。この地震は、橋を含む地域のインフラに大きな影響を与え、復旧作業が必要となりました。

外部リンク

新潟県 十日町地域振興局 地域整備部 - 橋梁管理者
空から見た信濃川・魚野川 - 北陸地方整備局 信濃川河川事務所
信濃川 津南駅・中津川合流点
信濃川 田中橋

関連項目

* 田中橋 (曖昧さ回避)

田中橋は、地域の歴史と深く関わりながら、住民の生活を支える重要な橋梁です。過去の災害を乗り越え、これからも地域の発展に貢献していくことが期待されます。

もう一度検索