田中雄大 (1999年12月生のサッカー選手)

田中 雄大

田中 雄大（たなか ゆうだい、1999年12月14日 - ）は、日本のプロサッカー選手。ミッドフィールダーとしてプレーし、現在はJリーグのヴァンフォーレ甲府に所属しています。神奈川県で生まれ育ちました。

経歴

アマチュア時代

田中選手は、地元の南百合丘SCでサッカーを始め、その後FC多摩JYで育成年代を過ごしました。高校は神奈川県の強豪校である桐光学園高校に進学。入学当初からレギュラー争いに加わり、1年生、2年生の時には全国高等学校サッカー選手権大会に出場しています。最高学年となる3年生時にはチームのキャプテンを務め、リーダーシップを発揮しました。高校卒業後すぐにプロの道へ進むことも視野に入れ、湘南ベルマーレなどの練習にも参加していましたが、最終的にはスポーツ推薦を受けて早稲田大学へ進学する道を選択しました。

早稲田大学のア式蹴球部（サッカー部）では、後にプロの世界に進む加藤拓己選手、上川琢選手、田部井悠選手、杉田将宏選手ら才能豊かな選手たちと共にプレーしました。大学でも中心選手として活躍し、4年生時には高校時代に続き再び主将の重責を担い、チームを牽引しました。

プロ入り後

大学での活躍が評価され、2021年11月、2022年シーズンからファジアーノ岡山FCに加入することが正式に発表されました。プロキャリアの第一歩をJリーグクラブで踏み出すこととなりました。

プロ入り後間もない2022年2月20日、J2リーグ開幕節のヴァンフォーレ甲府戦（シティライトスタジアム開催）で、田中選手はプロ公式戦に初出場しました。特筆すべきは、この記念すべきプロデビュー戦で、プロ初ゴールも記録するという鮮烈なインパクトを残したことです。同じ試合で初出場と初得点を同時に達成するという、幸先の良いスタートを切りました。

ファジアーノ岡山では2022年から2024年までプレーし、その間に2022年のJ1参入プレーオフにも1試合出場しています。そして、2025年シーズンからはヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍することが決定しました。

所属クラブ歴

南百合丘SC
FC多摩JY
桐光学園高校
早稲田大学
2022年 - 2024年: ファジアーノ岡山FC
2025年 - : ヴァンフォーレ甲府（期限付き移籍）

代表・選抜歴

ユース年代からその才能を認められ、各年代の日本代表や選抜チームに選ばれています。

2014年: U-15日本代表
2017年: U-18日本代表
* 2018年: 日本高校選抜

ミッドフィールダーとして攻守にわたる貢献が期待される田中選手の、今後の更なる飛躍が注目されます。

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