田原市図書館について
田原市図書館は、
愛知県田原市にある
公共図書館の総称です。旧田原町、旧赤羽根町、旧渥美町の各自治体が設置していた図書館が、合併を経て
田原市の図書館となりました。3つの図書館と2台の移動図書館車で構成されています。
概要
田原市図書館は、以下の3つの図書館から構成されています。
田原市中央図書館: 旧田原町域に位置する本館。
田原市赤羽根図書館: 旧赤羽根町域にある分館。
田原市渥美図書館: 旧渥美町域にある分館。
これらの図書館に加え、市内を巡回する2台の移動図書館車も保有しています。
利用案内
休館日
田原市図書館の休館日は月曜日です。以前は国民の祝日も休館でしたが、現在は開館しています。中央図書館では、かつて木曜日の開館時間を午後8時まで延長する試験運用を行っていました。
利用資格
貸出カードは、田原市在住者だけでなく、市外在住者でも身分証明書があれば作成可能です。東日本大震災の被災者の方に対しては、身分証がない場合でも自己申告により貸出サービスを提供しています。
その他
中央図書館には、閲覧席にパソコン用の電源コンセントが設置されており、無線LANも利用可能です。赤羽根図書館は、他の2館よりも開館時間が短く設定されています。
開館時間
各図書館の開館時間は以下の通りです。
中央図書館・渥美図書館
火曜日~金曜日: 10:00 - 19:00
土日・祝日: 10:00 - 17:00
赤羽根図書館
水曜日~金曜日: 10:00 - 17:00
土日・祝日: 10:00 - 17:00
※ 12:00~13:00は、カウンター業務(貸出・返却など)を休止します。
休館日
中央図書館・渥美図書館: 月曜日(祝日の場合はその直近の平日)、館内整理日(毎月第2金曜日)、年末年始(12月28日 - 1月4日)、特別整理期間
赤羽根図書館: 月曜日・火曜日(祝日の場合はその直近の平日)、館内整理日(毎月第2金曜日)、年末年始(12月28日 - 1月4日)、特別整理期間
特色
蔵書数
田原市図書館は、量より質を重視した選書を行っており、郷土資料、外国語資料、児童書が充実しています。特に、農業に従事する外国人労働者のために中国語の図書も多く所蔵しています。また、録音図書、点字図書、大活字本など、多様なニーズに対応した資料も提供しています。
2017年度の蔵書数は約49万点であり、雑誌の種類も豊富です。かつては、同規模の自治体の中で雑誌の所蔵数が全国2位になったこともあります。
貸出冊数
開館当初から多くの市民に利用されており、特に開館1年目の貸出点数は約50万点に上りました。住民一人当たりの貸出点数は、愛知県内の自治体で最多を記録したこともあります。
隣接する豊橋市など、市外からの利用者も多く、特に女性の利用者が多い傾向にあります。また、愛知県図書館の横断検索システムや国立国会図書館のネットワークに参加し、相互貸借サービスも積極的に行っています。
貸出期間や冊数は、当初は1週間・2冊でしたが、現在は2週間・4冊に変更されています。
取り組み
職員体制
図書館のサービス向上のため、正規職員・非常勤職員問わず、全員が司書資格を保有しています。各職員は、業務内容に応じて専門の担当を持ち、高いレベルの図書館サービスを提供しています。
地域連携
地域活性化を目的として、予約数の多い書籍は市内の書店での購入を推奨しています。また、市民団体との連携や、図書館員自らが図書館の目標を作成するなどの取り組みも行っています。
イベント
著名な作家やジャーナリストを招いた講演会や、市民参加型のイベントを定期的に開催しています。特に、子ども向けのイベントに力を入れており、移動図書館車の巡回や読み聞かせなどを積極的に行っています。
SNSの活用
TwitterなどのSNSを活用し、市民との積極的な交流を図っています。ユルいツイートが人気で、情報発信だけでなく、市民からの意見や質問にも積極的に対応しています。
各館の情報
田原市中心部の複合施設内にあり、文化会館や体育館と隣接しています。多くの閲覧席には電源コンセントが設置されており、無線LANも利用可能です。蔵書数は約30万点です。
赤羽根文化会館の2階に併設されている分館で、蔵書数は約3万5千点です。
渥美文化会館内にあり、杉浦明平寄贈図書室が特徴です。蔵書数は約12万点です。
移動図書館
2台の移動図書館車「いずみ号」と「やしの実号」が、市内各地を巡回しています。特に、学校への巡回に力を入れており、児童の読書活動を支援しています。
脚注
詳細は、公式ウェブサイトや参考文献をご覧ください。
公式ウェブサイト
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