田原市立伊良湖岬中学校

田原市立伊良湖岬中学校の歴史

田原市立伊良湖岬中学校（たはらしりつ いらごみさきちゅうがっこう）は、愛知県田原市小塩津町という立地にあった公立中学校です。この学校の沿革は、戦後の日本の教育環境を反映したものとなっています。

沿革の始まり

1947年（昭和22年）、当校は「伊良湖岬村立伊良湖岬中学校」として設立されました。設立当初、この学校は独立した校舎を持たず、旧役場の建物を借りて運営されていました。通学区の伊良湖小学校及び堀切小学校からは3年生の生徒が通うこととなり、学びの場は一時的なものでした。

その後、分教場が設置され、和地、堀切、伊良湖の3か所でそれぞれの地域の生徒を収容しました。特に和地分教場では、対象学区内の全学年の生徒が通うことができ、堀切・伊良湖の各分教場では1〜2年生の生徒が学んでいました。

独立校舎の完成

1948年（昭和23年）、ついに独立した校舎が完成し、仮校舎や分教場が統合され、正式に一つの学校としての運営が開始されました。これにより、生徒たちは独自の校舎に通うことができるようになり、より良い教育環境が整えられました。

改称と合併

1955年（昭和30年）4月15日、町村合併が進む中で、同校は「渥美町立伊良湖岬中学校」に改称されました。さらに、2005年（平成17年）には田原市との編入合併が行われ、校名が再び変更されて「田原市立伊良湖岬中学校」となりました。

教育連携の開始

教育の質向上を目指し、2018年（平成30年）には福江高校との連携型一貫教育を開始しました。この取り組みは生徒たちに多様な教育機会を提供し、さらなる学びを促進するものでした。

閉校への道

しかし、時は流れ、2019年に入ると閉校の歴史が迫っています。3月14日には閉校記念式典が開催され、多くの人々が校舎の最後の日を見守りました。最終的に3月31日をもって福江中学校に統合され、田原市立伊良湖岬中学校は閉校を迎えました。これにより、長い歴史を有するこの学校は幕を下ろすことになったのです。

通学区域と関連項目

この学校の通学区域は、主に田原市立伊良湖岬小学校の学区に含まれていました。 伊良湖岬中学校に関する情報は、他の愛知県中学校の廃校リストにも含まれており、地域の教育史において重要な位置を占めています。

学校の公式ホームページには、過去のアーカイブも残されており、歴史の一端を知る手がかりとなっています。

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