田口萌

田口萌 - 多彩な才能で魅せる女優・劇団主宰

田口萌(たぐち もゆ)は、1965年7月31日生まれ、静岡県島田市出身の女優である。北区つかこうへい劇団井上ひさし戯曲作法塾第3期生を経て、現在は演劇集団「劇団 球」を主宰し、多方面で活躍を続ける。

仮面ライダーBLACKからのキャリアと改名

静岡県立金谷高等学校卒業後、女優としてキャリアをスタート。初期はスカイコーポレーションに所属し、「田口あゆみ」名義で活動していたが、別のAV女優と混同されたことをきっかけに芸名を「田口萌」に変更した。東映ヒーローネットの記事では、同姓同名の女優がいたことも改名の理由として挙げられている。

代表作として最も知られるのは、1987年放送の特撮ドラマ『仮面ライダーBLACK』への出演だ。ヒロイン・紀田克美役として、その存在感を視聴者に強烈に印象づけた。同作品で助監督を務めた田﨑竜太氏とは現在も親交があり、撮影後も個人的な交流を続けているという。

仮面ライダーBLACK以外にも、数々のテレビドラマや映画に出演。その役柄は多様で、ヒロインから脇役、母親役まで幅広くこなす演技力は高く評価されている。『美少女仮面ポワトリン』、『特救指令ソルブレイン』、『東京エレベーターガール』など、多くの作品でその姿を見ることができる。

演劇活動と劇団球

近年は、女優活動と並行して演劇への関与を深めている。2007年から3年間、演劇集団「ことのはかんぱにぃ」の作・演出・プロデュースに携わり、2011年2月、同劇団を「劇団 球」と改称し、主宰として活動を続けている。

劇団球では、数々の舞台作品を創作・演出。自身の脚本・演出作品に加え、他作家の作品にも積極的に携わっており、演出家としての才能も開花させている。2013年には、総合演劇雑誌『テアトロ』の「第24回テアトロ新人戯曲賞」で佳作を受賞（『My Home=home ground』）。脚本家としての才能も高く評価されている。

多様な活動と今後の展望

女優、脚本家、演出家、そして劇団主宰という多様な顔を持つ田口萌。テレビドラマ、映画、舞台、イベントなど、その活動領域は多岐に渡る。

主な出演作品として、テレビドラマでは『梅ちゃん先生』、『渡る世間は鬼ばかり』、『特捜9 season5』など、近年も第一線で活躍を続けている。また、映画では『仮面ライダーBLACK』シリーズ2作品に出演。舞台では、数々の作品に出演するだけでなく、脚本・演出も手がけている。さらに、司会業としてテレビ番組にも出演経験があり、その幅広い才能を発揮している。

近年では、自身のブログやSNSでも積極的に情報発信を行い、ファンとの交流を深めている。 劇団球の活動も精力的に展開し、今後も更なる活躍が期待される。田口萌の今後の活躍から目が離せない。

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