田宮街道

田宮街道（たみやかいどう）

田宮街道は、徳島県立の道である徳島県道30号徳島鴨島線に沿った主要な通りで、主に北田宮と南田宮の地域を指します。これは、徳島市の中心部を貫通し、地域の発展に大きな役割を果たしています。

概要

田宮街道は1982年に開通し、徳島市の加茂地区の中核をなしています。その延長は、新町川の上流にある吉野橋から始まり、鮎喰川の下流に位置する中鮎喰橋までに至ります。近年では、街道の拡張工事が行われ、多くの商業施設や飲食店が立ち並び、ますます都市化が進行しています。ここでは多様な教育施設も集中しており、城ノ内高校、城北高校、徳島科学技術高校などが存在します。

また、田宮街道は江戸時代からの歴史を持っています。かつて同名の道路があり、徳島城下の出来島からスタートし、新町川を越え、田宮村や矢三村を通り、今切村で大麻街道と接続していました。この歴史的背景が、現在の街道にさまざまな文化的価値を与えています。

歴史的変遷

• - 1982年（昭和57年）12月：徳島県道30号徳島鴨島線が正式に開通し、田宮街道としての役割を担うことになりました。
• - 2008年（平成20年）3月：街道の拡張工事が完了し、全線が4車線化されて通行の便が向上しました。

主要施設

田宮街道周辺には多くの施設が点在しています。これには、以下のような重要な場所が含まれます：

• - 神明神社：地域の信仰の中心として知られ、地元の人々に親しまれています。
• - 田宮運動公園：スポーツやレクリエーション活動に利用される広々とした公園です。
• - 徳島市陸上競技場：各種体育イベントが行われる競技場。
• - 徳島市田宮公園プール：夏季には家族連れなどで賑わう人気のスポット。
• - 田宮変電所：四国電力が管理する重要なインフラ。
• - 市バスの最寄りバス停：田宮二丁目のバス停は、日常の交通利便性に寄与しています。
• - 天神社：別の重要な神社で、地域の行事が行われます。
• - 徳島市立千松小学校や徳島県立城北高等学校、徳島科学技術高等学校など、教育機関も多く存在します。
• - 徳島市農業協同組合（JA徳島市）：地元の農業を支える重要な組織です。
• - 水の都記念病院：地域住民の健康を支える医療機関。

橋梁

田宮街道には、交通の要所となる以下の橋が架かっています：

• - 吉野橋：新町川を越える。
• - 中鮎喰橋：鮎喰川を越える重要な橋です。

田宮街道は、ただの交通路に留まらず、地域の歴史、文化、教育の中心的な存在として、今後も発展し続けることでしょう。

もう一度検索