田本博子

田本博子（たもと ひろこ）は、1974年1月3日生まれ、熊本県出身の元女子ソフトボール選手であり、現在は中学校の教諭として活躍しています。選手時代は外野手としてプレーし、その卓越した技術とリーダーシップでチームを牽引しました。

ソフトボール選手としての経歴

田本は、京都市立祥栄小学校、京都市立洛南中学校、明徳商業高校を経て、1992年に日立ソフトウェアに入団しました。日立ソフトウェアでは、13年間にわたり選手として活躍し、チームの中核を担いました。2005年からはコーチとしてもチームに貢献し、指導者としてのキャリアもスタートさせました。2008年に日立ソフトウェアを退団するまで、選手としても指導者としてもチームに大きな影響を与えました。

オリンピックでの活躍

田本は、その小柄な体格（身長約150cm）からは想像できないほどのパワーとスピードを兼ね備えていました。2000年のシドニーオリンピックでは、主に9番センターとして出場し、日本代表チームの勝利に大きく貢献しました。また、現役引退後には、2008年の北京オリンピックで日本代表チームのコーチングスタッフとして参加し、指導者としても国際舞台で活躍しました。

教員としてのキャリア

2011年、田本は京都市教育委員会の教員採用試験（保健体育科特別選考）に合格し、公立学校の教員となりました。これにより、地方公務員としての身分も得ることになりました。2011年4月には京都市立下京中学校に新規採用教諭として赴任し、その後、2013年4月に京都市立嵯峨中学校へ異動、さらに2022年4月には京都市立勧修中学校へと異動しました。現在も中学校教諭として、生徒たちの教育に情熱を注いでいます。

その他

田本博子は、ソフトボール選手としての実績だけでなく、教育者としても高い評価を得ています。選手時代から培ってきた精神力やチームワークの大切さを生徒たちに伝え、次世代の育成に貢献しています。

まとめ

田本博子は、ソフトボール選手として輝かしい実績を残し、オリンピックという大舞台でも活躍しました。引退後は指導者として、そして現在は中学校教諭として、その経験と情熱を活かし、多くの人々に影響を与え続けています。彼女のこれまでの歩みは、スポーツの世界だけでなく、教育の世界においても模範となるものでしょう。

外部リンク

田本博子 - Olympedia（英語）
日本オリンピック委員会 - 田本博子
* 日立ソフトウェア女子ソフトボール部

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