田村伊知郎

田村伊知郎選手のプロフィールとキャリア

基本情報

田村 伊知郎（たむら いちろう）は、兵庫県神戸市北区出身のプロ野球選手で、ポジションは投手です。1994年9月19日に生まれ、右投左打で埼玉西武ライオンズに所属しています。

経歴

プロ入り前

田村選手は小学校2年生から野球を始め、山田中学校では軟式野球に取り組みました。中学3年生の秋には、Kボールクラブチーム「メジャー兵庫」に在籍し、全国大会で準優勝の成績を収めました。

高校は報徳学園高等学校に進学し、1年生の夏には全国大会で4強進出を果たしました。2年生の春には初めて甲子園に出場しましたが、初戦で敗退しています。また、2年時には仲間の駒月仁人選手から本塁打を打たれる一幕もありました。3年生時には右肩痛に悩まされ、最後の試合を欠場しました。

その後、立教大学に進学しましたが、故障の影響で不運なスタートを切りました。大学3年生の春に初勝利を挙げ、4年生では副主将として活動しながら、ハーレムベースボールウィークに日本代表として選ばれました。大学通算の成績は8勝10敗、防御率は3.19でした。

西武ライオンズ時代

田村選手は2016年のドラフトで埼玉西武ライオンズから6位指名を受け、契約しました。

2017年

プロ入り当初の2017年には5月7日に一軍へ昇格し、プロ初登板を果たしました。ルーキーイヤーでは一軍で12試合に登板し、防御率は6.91でした。

2018年

シーズンでは出場選手登録を繰り返しましたが、4試合の登板に留まりました。

2019年

この年も一軍での登板機会は限られ、厳しい年となりましたが、翌年のアメリカ派遣には大きな意義がありました。

2020年

新型コロナウイルスの影響を受けつつも、自己最多の31試合に登板し、防御率3.95を記録しました。

2021年

ついに2021年にはプロ初勝利と初セーブを達成し、成長を遂げました。シーズン成績は22試合で1勝0敗1セーブ、防御率2.90でした。

2022年

怪我で思うようなパフォーマンスができず、コンディションとの戦いが続きました。

2023年

この年はシーズンを通じて安定した成績を残し、27試合に登板しました。特に9月には防御率0.79と素晴らしいパフォーマンスを見せました。

投手としての特徴

大学時代の田村選手は最速150km/hのストレートとスライダーを中心に投げていましたが、プロ入り後は様々な球種に挑戦し、多彩な投球スタイルを身につけました。ストレートは151km/hを記録します。近年はストレート主体のスタイルに転向しています。

人物

大谷智久選手を高校の先輩として目標にしています。優秀な成績を収めており、学業との両立を果たした文武両道の選手でもあります。2018年には大学時代に交際していた女性と結婚しました。

記録

田村選手はプロ入り以来、いくつかの初記録を達成しています。初登板は2017年に行われ、そこから着実にキャリアを積み上げています。

田村伊知郎選手は、埼玉西武ライオンズにおいて注目される若手投手として、その成長が期待されています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

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