田村市市民の歌 〜田村のうた〜

「田村市市民の歌 〜田村のうた〜」は、福島県田村市が制定した市民歌です。作詞は詩人の和合亮一氏と田村市市民の歌制作実行委員会の連名、作曲は青木真一氏が手掛けました。

制定の背景には、2020年（令和2年）に田村市が合併15周年を迎えたことがあります。この記念事業の一環として、市民の一体感を高め、故郷への誇りと愛着を育むことを目指し、市民歌の制作が提案されました。制作は、同年中に組織された制作実行委員会が中心となって進められました。

歌詞の作成にあたっては、一般的な懸賞公募は行わず、市民から「市民歌に取り入れて欲しいフレーズ」を募集するという形が取られました。集まった957点もの意見を基に、和合亮一氏と制作実行委員会が協議を重ね、歌詞が決定されました。新型コロナウイルス感染症の影響により、歌詞の完成までに時間を要し、2022年（令和4年）3月にようやく完成に至りました。

続いて作曲部門の募集が行われ、52篇の応募作品の中から、青木真一氏の作品が採用されました。青木氏は、会津美里町の町民歌「美しきふる里」も作曲しています。田村市の市民歌制定により、福島県内の13市全てが自治体歌を持つこととなりました。

「田村市市民の歌 〜田村のうた〜」は、2023年（令和5年）1月29日に田村市役所の多目的ホールで初演奏を迎えました。作曲者である青木真一氏がギターで演奏を披露した後、市立船引中学校の生徒による斉唱が行われました。市民の想いが込められた歌詞と美しい旋律が、田村市の新たなシンボルとして親しまれています。

この市民歌は、田村市の豊かな自然や歴史、そして未来への希望を歌い上げており、市民の心を一つにする力を持っています。歌を通じて、田村市の魅力を再発見し、地域への愛着を深めることができるでしょう。

関連情報として、福島県の市町村歌一覧や、田村市市民の歌に関する外部リンクも参照できます。

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