田浦警察署

田浦警察署（たうらけいさつしょ）

神奈川県警察が管轄する警察署の一つで、横須賀市船越町五丁目31番地に所在します。相模方面本部の隷下、第六方面に属する比較的小規模な警察署であり、署長は警視の階級にあります。識別章所属表示は「YB」です。

管轄区域

管轄区域は横須賀市の北部一帯を占め、具体的には追浜地域と田浦地域が含まれます。

組織

田浦警察署は、署長（警視）の下に副署長（警視）が配置されており、以下の各課で業務を遂行しています。

警務課（警務係、住民相談係、管理係）
会計課（会計係）
生活安全課（生活安全係）
地域課（地域企画係、地域第一係、地域第二係、地域第三係）
刑事課（強行盗犯係、鑑識係、知能組織犯罪対策係）
交通課（交通総務係、交通捜査係、交通指導係）
警備課（警備係）

地域課には、警ら用無線自動車が2台、小型警ら車が1台配備されています。（組織に関する詳細は「神奈川県警察の組織に関する規則（昭和44年神奈川県公安委員会規則第2号）」に準拠します。）

管轄施設

警察署の管轄区域内には、住民生活に密着した交番と駐在所が設置されています。現在の管轄施設は以下の通りです。

交番

追浜駅前交番（横須賀市追浜町3丁目2番地）
安針塚駅前交番（横須賀市長浦町2丁目45番地6）
浦郷町交番（横須賀市浦郷町1丁目55番地）

駐在所

* 湘南鷹取駐在所（横須賀市湘南鷹取1丁目31番1号）

過去には夏島町交番（横須賀市夏島町5番地）が1954年4月に現在地に移転し、2019年4月1日に廃止されています。また、田浦町交番（横須賀市田浦町2丁目81番地）は1952年4月に現在地に移転後、1977年12月に改築されましたが、2022年3月末をもって安針塚駅前交番と統合され廃止となりました。

沿革

田浦警察署の歴史は、1948年（昭和23年）3月7日に（旧）警察法が公布され、自治体警察として横須賀市警察が発足したことに始まります。同年12月15日には、横須賀市横須賀警察署の船越警部派出所が昇格し、横須賀市田浦警察署として設置されました。

1954年（昭和29年）7月1日の警察法改正に伴い、神奈川県警察に移管され、神奈川県田浦警察署となりました。この年、署内で調理された汁粉が原因で集団食中毒が発生し、52名の被害者を出しています。

近年では施設の再編や改修が行われています。2019年（平成31年・令和元年）4月1日には、夏島町交番が廃止される一方、浦郷町駐在所が交番に変更されました。同年9月には庁舎の耐震補強工事が実施されています。2022年4月1日には、田浦町交番が廃止されています。

設備

管内には、自動車ナンバー自動読取装置（Nシステム）が横須賀市船越町の国道16号沿いに設置されています。

その他

横須賀市内には、田浦警察署が北部を管轄するのに加え、横須賀警察署が市中部を、横須賀南警察署が市南部をそれぞれ管轄しており、市内を三つの警察署が分担して治安維持にあたっています。

※記載内容は、2022年4月1日以降の情報を基にしています。

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