田知本遥

田知本 遥のプロフィール

田知本 遥（たちもと はるか）は、1990年8月3日に富山県射水市で生まれた、日本の女子柔道家である。彼女は70 kg級の選手で、167 cmの身長を持ち、得意技には大外刈りや寝技がある。組み手は左組みで、姉には同じく柔道家の田知本愛がいる。

経歴

小学生時代

田知本は小杉小学校2年生の時に姉と共に小杉少年柔道クラブに入団し、柔道を始めた。彼女は技を習得する楽しさを早くに理解し、父親もその早さに感心していた。練習には真剣に取り組み、男女問わず出場できる大会で好成績を収めていた。

中学時代

中学校では朽木淳司の指導のもと、特に寝技に力を入れた。1年生の時には、全国中学校[[柔道大会]]の63 kg級で3位になり、中学2年生の時にはライバルとの激闘を経て2位を獲得。3年生の時には70 kg級に昇級し、全国大会で5位の成績を残した。

高校時代

小杉高校に進学後、二瀬寛之の指導を受ける。彼女は1年目に姉と共に団体戦で優勝したが、個人戦では惜しくも敗退。2年生ではアジアジュニア選手権で優勝するなど、着実に成長を遂げた。高3時には全国選手権の個人戦で初の全国優勝を果たし、9月の全日本ジュニアでも優勝した。世界ジュニア選手権においても、姉と共にアベック優勝を果たす。

大学時代

東海大学に進んだ彼女は、様々な国際大会に参加し、数々のタイトルを手に入れる。2013年にはワールドカップでの優勝も経験するなど、成長を続けた。

社会人時代

2013年からは綜合警備保障を所属し、さらなる成長を目指して活動を続ける。その後、彼女は数回の大会で優勝を果たし、特に2016年リオデジャネイロオリンピックでの金メダル獲得は注目を集めた。

リオデジャネイロオリンピック

田知本は2016年のリオデジャネイロオリンピックで、初戦から圧倒的な強さを見せつけ、決勝戦では見事に金メダルを獲得。優勝直後のインタビューでは、「欲しかったものが手元にあることが信じられない」と感動を語った。

引退とその後

2017年に現役引退を発表。引退後は筑波大学でスポーツ健康システムマネジメントを専攻しつつ、将来は柔道指導者として広い視点で若手選手を育てたいと語っている。

人物と柔道スタイル

田知本は、技術面においても戦略にもこだわりを持ち、特に左組み手からの攻撃や寝技の多彩さに定評がある。また、姉の愛との関係も強調されており、互いに切磋琢磨して成長してきた。彼女の目標は勝利だけでなく、より大きな視野を持った指導者になることである。これまでの経験を生かし、柔道界に貢献することを目指している。

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