甲南大学体育会ラグビーフットボール部

甲南大学体育会ラグビーフットボール部

甲南大学体育会ラグビーフットボール部は、兵庫県神戸市東灘区にキャンパスを置く甲南大学のラグビー部です。「こうなんだいがくたいいくかいラグビーフットボールぶ」と読み、英称はKonan University Rugby Football Clubです。

所属リーグ

関西大学ラグビーリーグ戦に加盟しており、2020年度シーズンはBリーグに所属していました。このリーグで上位カテゴリーへの昇格を目指し、鍛錬を積んでいます。

歴史と主な実績

チームの歴史において特筆すべき功績としては、全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会での優勝が挙げられます。特に、1955年度および1956年度には、この大会で2年連続の栄冠に輝いており、関西地区のみならず全国的にもその名を轟かせました。

主な在籍選手（例）

チームを支える主要な選手たちとして、過去には以下のようなメンバーがいました。

山添 桐羽: 主将を務め、ポジションはウィング（WTB）。東海大学付属大阪仰星高等学校出身。
佐藤 也: 副将。プロップ（PR）として活躍。六甲アイランド高等学校出身。
* 岡田 大地: 副将。スタンドオフ（SO）としてチームを牽引。報徳学園高等学校出身。

これらの選手たちは、チームの中心として活動しました。

2012年の活動停止とその経緯

甲南大学ラグビー部は、2012年に予期せぬ事態により一時的に活動を停止した期間があります。

問題の発生

2012年4月、部員が神戸市兵庫区の寺院で行っていたアルバイト中に不適切な行為が発生しました。複数の部員が関与し、学生が下半身を露出する行為を行い、その様子を撮影するというものでした。このアルバイトには子供もいましたが、大学の調査によれば、行為は子供に対するわいせつ目的ではなく、仲間内での悪ふざけの延長上のものでした。

発覚と調査

この件は、同部のOBが過去の同様の行為の写真とともにSNSに投稿したことをきっかけに発覚しました。当初、学生は事実を否定しましたが、甲南大学が調査を行った結果、行為の事実が確認されました。

報道との乖離

この出来事は一部メディアによって報じられましたが、「下半身露出」といった言葉が強調されたため、実際の行為が「仲間内での悪ふざけ」であったにも関わらず、より深刻な「わいせつ行為」であったかのような誤解を生む可能性がありました。大学の調査は、行為の性質を「悪ふざけ」と認定しています。

大学の処分と活動再開

甲南大学は、一連の行為を大学の教育理念や学生の本分に反する重大な規律違反であると判断しました。その結果、2012年4月13日付でラグビー部に対して無期限の活動停止処分を決定しました。これは、事件の社会的影響と大学の信頼維持を考慮した措置でした。

しかし、処分から約3ヶ月後の2012年7月12日、大学はラグビー部の活動停止処分を解除しました。これは、部員たちの反省状況や今後の再発防止策などを踏まえた総合的な判断によるものと考えられます。

この出来事は、学生の行動規範と責任について重要な教訓を残しました。チームは、この経験を乗り越え、再び活動を続けています。

その他

チームに関する最新の情報や、関連する事項については、公式サイトや各種ソーシャルメディア、また関西大学ラグビーリーグ戦などの関連情報から確認できます。

• ---

関連項目: 甲南大学, 関西大学ラグビーリーグ戦, 日本の大学ラグビーチーム
外部リンク: 公式サイト, X（旧Twitter）, Instagram

もう一度検索