甲斐俊光

甲斐 俊光について

甲斐俊光（かい としみつ）は1956年7月27日に宮崎県で生まれた元プロゴルファーです。彼は父の勧めで高校からゴルフを始め、その成長過程には家族のサポートが大きな役割を果たしました。彼のゴルフキャリアは、地域のゴルフクラブでの練習から始まりました。

ゴルフの始まり

甲斐は中学時代には軟式野球に親しんでいましたが、高校進学を機にゴルフに転向しました。父親が元クラブチャンピオンであったため、自然とゴルフの道へと進みました。最初の1ヶ月間はスイングの素振りを繰り返し、やがて練習場で球を打つことを許可されました。父は練習において常に甲斐を支え、彼もその期待に応えようと必死に努力しました。

高校3年の夏、甲斐はシングルプレイヤーとして名を馳せるようになり、卒業時にはハンデ3にまで上達しました。この時期に彼は関西ジュニア大会など多くの大会へ出場し、その実力を証明していきました。

プロへの道

高校を卒業後、甲斐はプロゴルファーを目指し、より高いレベルの技術を学ぶため、大阪府交野市のきさいちカントリークラブでの寮生活を開始しました。この研修生活は、彼にとってさらなる成長の場となりました。プロテストには20歳から挑戦し続け、1978年秋に晴れてプロゴルファーとしての資格を得ました。

プロとしての活躍

1979年の美津濃プロ新人で初優勝を果たし、そこからは15年間にわたりレギュラーツアーに参加しました。1981年にはKSB香川オープンでの優勝を皮切りに、翌年には白竜湖オープンでも優勝を遂げるなど、彼のキャリアは順調に推移しました。

また、1988年には静岡オープンでのプレーオフ勝利を含む複数の好成績を収め、特に日本プロでは尾崎健夫や中嶋などのトップ選手と競り合いながら、最後には4位に入るなど注目されました。こうした活躍によって、彼はプロゴルファーとしての地位を確立しました。

引退とその後

しかし、年齢と共に体力の衰えが見え始め、1995年の日本オープンを最後にレギュラーツアーから引退しました。その後2006年からはシニアツアーに参戦しましたが、十分には期待された成績を残すことができませんでした。最終的には、ファンケルクラシックでの37位がベストとなり、賞金ランキング67位という結果です。

主な優勝歴

• - 1979年：美津濃プロ新人
• - 1981年：KSB香川オープン
• - 1982年：白竜湖オープン
• - 1986年：和歌山オープン
• - 1987年：スポーツ振興オープン
• - 1988年：静岡オープン

まとめ

甲斐俊光はそのキャリアを通じて多くの試練を乗り越え、数々の大会での成功を収めました。プロゴルファーとしての彼の努力と情熱は、後の世代のゴルファーにとっても良き手本となっています。

もう一度検索