甲斐田裕子

甲斐田裕子について

甲斐田裕子（かいだ ゆうこ）は、日本の実力派声優であり、舞台女優としても活動しています。1980年1月14日に神奈川県川崎市で生まれ、神奈川県立神奈川総合高等学校を卒業後、専門学校で声優ボーカル科を学びました。彼女は、オーディションを経て賢プロダクションに所属し、2000年に海外ドラマ『シナリオライターは君だ!』の吹き替え役で声優デビューしました。

経歴

甲斐田さんは、声優を目指すきっかけとして、中学校の演劇部に所属した経験を挙げています。クラスメートからの誘いで演劇部に参加し、芝居の楽しさを知った彼女は、専攻の声優養成所へ進学を決めました。2001年には『ジーンシャフト』で初のレギュラーキャラクターとしてソフィア役を演じ、声優としてのキャリアを本格化させました。

彼女は、吹き替えに特化した活動を続け、多岐にわたる役柄を担当しています。代表作としては、ガル・ガドットやアン・ハサウェイの吹き替えがあり、その中でも『ゴシップガール』のブレイク・ライヴリーを演じたことに特に思い入れがあるとされています。また、声優業と並行して舞台でも活躍し、シェイクスピア作品に出演することが多いです。

受賞歴

2019年には第13回声優アワードの外国映画・ドラマ賞を受賞し、その実力が証明されました。彼女は多くのファンから支持を得ており、声優仲間からは「先輩」として慕われています。

特徴

声優としてのキャリアは豊富で、多数のアニメや洋画の吹き替えを担当しています。特に外国映画の吹き替えに力を入れており、「アメリカン・パイ」シリーズや「プリティ・プリンセス」シリーズで主演キャラを演じました。演技力の高さから多くの作品で強いキャラクターを表現し、その魅力を通じて観客に強い印象を与えています。

舞台女優としての活躍

甲斐田裕子は舞台女優としても活動しており、特にシェイクスピアに多い興味を示しています。自身の所属事務所の会長とも舞台での共演を夢見ていたものの、その夢は悲運にも実現が叶いませんでした。彼女の舞台での演技もファンにとっての魅力の一つです。

趣味・特技

趣味には日本舞踊があり、また散歩も楽しんでいます。こうした趣味は彼女の演技に活かされる部分も多く、役柄に対するアプローチを豊かにしています。

プライベート

甲斐田さんは、劇団シェイクスピア・シアターに所属している舞台俳優の平澤智之と結婚しています。夫との関係も彼女の活動において重要な支えとなっています。

エピソード

子供の頃からアニメやマンガが好きであり、特に『ドラゴンボール』には強い思い入れがあります。また、声優という職業に憧れるきっかけとなったのも、好きな作品からの影響が大きく、いつもファンとして楽しんでいたころの経験が今の活動に繋がっています。

このように、甲斐田裕子は声優としてだけでなく、舞台女優としてもその才能を活かしている、非常に多才なアーティストです。彼女の活躍はこれからも多くのファンに感動を与え続けることでしょう。

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