甲賀の里忍術村

甲賀の里忍術村（こうかのさとにんじゅつむら）

甲賀の里忍術村は、滋賀県甲賀市にある知名度の高いテーマパークで、1983年の開園以来多くの観光客を魅了しています。この施設は、忍者や戦国時代をテーマにしており、訪れることで日本の歴史と文化の一端を体感できます。忍術村内には、世界有数の忍術資料を展示する甲賀忍術博物館があり、さまざまな忍者に関する資料や歴史を学ぶことができます。

さらに、村内には万川集海の著者である藤林保武の家を移築したからくり忍者屋敷もあり、こちらでは忍者の生活や技術を体験できる展示が行われています。また、忍術の実践を通じて、訪問者が楽しむことができるアスレチック施設も充実しており、手裏剣投げや水蜘蛛の技を試すことができるエリアもあります。こうしたアクティビティは、老若男女問わず多くの人々に人気を集めており、忍者になってリアルな体験を味わえる貴重なスポットです。

2017年には、日本遺産「忍びの里伊賀・甲賀－リアル忍者を求めて－」の構成文化財として、旧岡田家（甲賀忍術博物館）と旧藤林家（からくり忍者屋敷）が認定されました。これにより、忍術村の文化的重要性が再認識され、多くの訪問者を引き寄せています。

イベント情報

忍術村では、さまざまなイベントも開催されており、その中でも特に注目されているのが「全日本忍者選手権大会」です。この大会は毎年10月の第2日曜に行われ、手裏剣投げや塀飛び、城壁登り、水蜘蛛など、忍者の技を競い合う楽しさも提供しています。2023年には第40回を迎え、多くの参加者と観客で賑わいました。

また、夏休み期間中には「NINJACAMP〜忍者キャンプ〜」が開催され、子どもたちが忍者修行を体験するイベントとして人気を博しています。旧称は「忍者修行合宿」として知られており、夏の特別な思い出を提供しています。

しかし、コロナウイルスの影響により、例年開催されていた「ミスくノ一オーディション」や「キッズ忍者オーディション」は、2020年以降、開催が休止されています。これらのイベントは新たな変更が加えられる可能性もあるため、次回の告知を待ち望む声も少なくありません。

アクセス情報

甲賀の里忍術村へのアクセスは、公共交通機関を利用する際はJR草津線の甲賀駅から送迎バスまたはタクシーで約5分の距離です。事前に連絡をしておく必要がありますが、快速な移動が可能です。また、周辺には甲賀流忍術屋敷もあり、こちらは甲賀市甲南町に位置しており、更なる忍者文化の魅力を探求できるスポットとなっています。

日本の伝統を学びながら、楽しむことができる甲賀の里忍術村での訪問は、特に歴史や文化に興味がある方々にとって貴重な体験となることでしょう。

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