甲賀市図書館

甲賀市図書館：地域に根付く学びと文化の拠点

滋賀県甲賀市には、市民の学習と文化活動を支える5つの公共図書館と移動図書館車が存在します。それぞれ個性豊かな施設であり、地域住民の読書環境を豊かに彩っています。本記事では、甲賀市図書館の全体像と各図書館の特徴を詳細に紹介します。

甲賀市図書館の構成

甲賀市図書館は、以下の5館から構成されています。

甲賀市水口図書館
甲賀市土山図書館
甲賀市甲賀図書情報館
甲賀市甲南図書交流館
* 甲賀市信楽図書館

さらに、市内全域をカバーする移動図書館車が、小学校や図書館から離れた地域住民のために活躍しています。

利用案内

各図書館の開館時間は午前10時～午後6時です。甲南図書交流館のみ金曜日は午後9時まで延長されています。休館日は各施設によって異なりますので、公式サイトでご確認ください。

貸出対象者は甲賀市在住、通勤、通学の方です。利用カードの作成には、住所確認書類（市民の方）や勤務先証明書、学生証（通勤・通学者）が必要です。

貸出可能冊数は、5館合計で図書・雑誌20点、紙芝居・CD・カセットテープ10点、ビデオテープ・DVD5点です。貸出期間は、図書・雑誌、紙芝居・CD・カセットテープが3週間、ビデオテープ・DVDが2週間です。返却は図書館カウンターまたは返却ポストで行えます。大型絵本、布絵本、他館からの取り寄せ本はカウンター返却となります。

予約やリクエスト、コピーサービスも利用可能です（持ち込み本や一部図書を除く）。

各図書館の歴史と特徴

甲賀市水口図書館

1909年、私立水口図書館として開館した歴史ある図書館です。その後、町立、そして甲賀市合併を経て現在の姿になりました。ヴォーリズ設計の旧図書館建屋は、歴史的価値も高く、貴重な資料も多数所蔵しています。水口町ゆかりの巖谷一六、巖谷小波に関する資料も豊富です。水口歴史民俗資料館と複合施設となっています。

甲賀市土山図書館

1993年開館。脇本陣をイメージした外観が特徴的な図書館です。土山歴史民俗資料館との複合施設で、お茶や街道に関する資料も充実しています。

甲賀市甲賀図書情報館

2001年開館。ユニバーサルデザインを考慮した設計で、コンピュータ研修室も備えています。公園内に位置し、開放的な空間で読書を楽しめます。

甲賀市甲南図書交流館

2004年開館。地域に溶け込む落ち着いたデザインと、環境に配慮した設計が魅力です。明るく開放的な空間で、利用者にとって親しみやすい図書館です。

甲賀市信楽図書館

1996年開館。信楽焼を随所に使用した独特の意匠が特徴です。白木のグランドピアノを備え、定期的なピアノコンサートも開催されています。陶芸資料の充実もポイントです。

甲賀市図書館キャラクター

甲賀市図書館のマスコットキャラクターとして「たぬ吉」と「ポン子」が親しまれています。その他にも「コン太」「もふみ」「師匠」「とび尾」といったキャラクターも存在します。

まとめ

甲賀市図書館は、歴史と伝統を重んじながら、現代のニーズにも対応した充実した図書館サービスを提供しています。5館それぞれの個性と、移動図書館車の活躍によって、甲賀市全域の住民が読書や学習を気軽に楽しめる環境が整備されています。今後とも、地域住民の学びと文化活動を支える重要な拠点として、発展していくことが期待されます。

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