異客の書

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン6 第4話『異客の書』詳細解説

あらすじ

本エピソードでは、各キャラクターがそれぞれの場所で重要な決断を下し、物語が大きく動き出します。

〈壁〉にて

サンサ、ブライエニー、ポドリックが〈黒の城〉に到着し、ジョン・スノウと再会します。サンサはかつてジョンを見下していたことを謝罪し、二人は過去の記憶を共有します。サンサはボルトン家の脅威を警告し、ウィンターフェルの奪還を訴えますが、ジョンは戦いに疲弊している様子を見せます。

一方、メリサンドルはダヴォスに対し、ジョンが”約束された王子”であると確信していると告げます。ダヴォスがスタニスやシリーンの最期について尋ねますが、メリサンドルは答えを濁し、ブライエニーがスタニスを処刑した事実を明かします。

ラムジー・ボルトンからの手紙が届き、リコンを捕らえたこと、サンサを要求する脅迫が書かれています。サンサはジョンにウィンターフェル奪還を強く促し、ボルトン軍5000に対し、〈野人〉の兵力は2000しかいない現状が語られます。それでもサンサは北部諸家の協力を得られると信じ、ジョンを鼓舞します。

谷間にて

ピーター・ベイリッシュが〈谷間〉に戻り、ヨーン・ロイスからサンサをウィンターフェルに連れて行ったことを責められます。ベイリッシュはボルトン家に誘拐されたと嘘をつき、ロイスを陥れます。ロビン・アリンはベイリッシュを信じ、ロイスを脅迫し、ベイリッシュはロイスを屈服させます。ベイリッシュは〈谷間〉の兵を率いてボルトン家からサンサを救出することをロビンに提案します。

ミーリーンにて

ティリオンは、奴隷制度の復活を求めるヴォランティス、アスタポア、ユンカイの親方たちと交渉します。ティリオンはデナーリスの不在を補い、奴隷制度の7年猶予期間と引き換えに、〈ハーピーの息子たち〉への資金援助を打ち切る提案をします。しかし、ミーリーンの解放奴隷たちはこの提案に抗議し、グレイ・ワームとミッサンデイは彼らをなだめますが、親方たちの裏切りを警告します。

ヴァエス・ドスラクにて

ジョラー・モーモントとダーリオ・ナハーリスは、デナーリス救出のためヴァエス・ドスラクに潜入します。ダーリオはジョラーの灰鱗病に気づきます。デナーリスは脱出を拒否し、〈寡妃の会〉の神殿にカール・モロら族長たちを集めます。デナーリスはウェスタロス征服への協力を呼びかけますが、族長たちは彼女を嘲り、侮辱します。怒ったデナーリスは神殿を焼き払い、族長たちを皆殺しにします。炎の中から無傷で現れるデナーリスに、ドスラクの民はひれ伏します。

キングズランディングにて

マージェリーはセプタ・ユネラから解放され、ハイ・スパロウから信仰の道に入った経緯を聞かされます。マージェリーはロラスと面会し、屈服しそうな彼を励まします。サーセイは、トメンがハイ・スパロウの影響を受けていることに気づきます。サーセイは、マージェリーを人質に取られているトメンに、ハイ・スパロウに敵対しないように言いますが、サーセイは自分が受けた屈辱を忘れていません。サーセイはジェイミーと共に〈小評議会〉に出席し、オレナを脅迫し、タイレル家の軍を使ってマージェリーを奪還しようとします。ケヴァンにはこの計画を黙認するように求めます。

鉄諸島にて

シオンは鉄諸島に戻り、姉ヤーラに再会します。彼は救出に応じなかったことを謝罪し、次期選王民会でヤーラを支持すると約束します。

ウィンターフェルにて

ラムジーはオシャを呼び寄せます。オシャはラムジーを誘惑し暗殺しようとしますが、シオンからオシャがスターク家に忠誠を誓っていることを知っていたラムジーは彼女の反撃を予期し、返り討ちにします。

製作

本エピソードの脚本は、原作者との協議に基づき、未発表の原作『冬の狂風』の内容が反映されています。

評価

本エピソードは782万人の視聴者数を記録し、高い評価を得ました。

参照

スター・チャンネル 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
ワーナー・ブラザース DVD&Blu-ray 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
Official U.S. website HBO
"Book of the Stranger" at HBO.com
* "異客の書" - インターネット・ムービー・データベース （英語）

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