白井幹夫

白井 幹夫について

白井幹夫（しらい みきお）は、1950年5月31日に生まれた日本の著名なキーボーディストです。その活動は幅広く、特に2009年には日本初のダイブキーボーディストとして注目を浴びました。彼の音楽キャリアは、ロックバンド「めんたんぴん」での活動を皮切りに、様々なミュージシャンのバックメンバーとしても活躍してきました。

バンド活動の始まり

白井は、浅川マキや南正人のバックメンバーとして音楽活動を始め、1989年には名バンド「THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTS」のサポートメンバーとして参加しました。彼はこのバンドのツアーに参加し、シングル「青空」などのレコーディングにも貢献しています。しかし、1995年の突然の解散発表は彼にとって大きな衝撃でした。

その後、「THE HIGH-LOWS」に正式メンバーとして加わり、新たな音楽の道を歩むことになります。「THE HIGH-LOWS」では多くの名曲を生み出し、2003年には脱退。その後は、ソロ活動を行うと同時に、さまざまなセッションにも参加し続けています。

THE BIG HIPの結成と活動

2005年に「THE BIG HIP」を結成し、彼の音楽スタイルが新たに展開されました。初のアルバム『ザ・ビッグヒップ』は2006年に発売され、その後も2ndアルバムのリリースなど精力的な活動を続けました。

特に、2008年には東京・新宿でのワンマンライブをもって一旦活動を休止することとなりますが、彼の影響力は衰えません。音楽シーンにおいては、今でも多くのファンに愛され続けています。

音楽スタイルと趣味

愛称は「ミッキー」で、彼のピアノスタイルは独特です。彼はインタビューで「ギターのコードをそのままピアノで弾いた」と語り、ピアノを叩くというアプローチで知られています。ライブではしばしばピアノの弦が切れることがあり、彼はそれを楽しむように「ピアノは弾くものではなく叩くもの」と述べています。

音楽以外では、サッカーが大好きで高校時代はFWとして活躍しました。また、阪神タイガースの熱心なファンであり、ライブでタイガースの鉢巻きを身に着けることもしばしばでした。さらに、松田聖子の大ファンである彼は、音楽番組でサインを求められ、松田から「本番中にサインをねだられたのは初めて」と言われるほどの熱意を見せました。お酒好きな彼のパフォーマンススタイルは「片ビー」として親しまれています。

エピソード

白井は多くの楽しいエピソードを持つことでも知られています。例えば、ダウンタウンの「ごっつええ感じ」の番組に出演した際、顔面にボールが直撃し、トレードマークのサングラスが壊れるというハプニングがありました。また、東京ディズニーランドでの演奏経験もあり、彼の幅広い活動が伺えます。さらに、音楽プロデューサーやディレクターからのオファーも多かったが、「俺は一生プレイヤーで生きていく」と固く決意し、全てを断ったことでも知られています。

結論

白井幹夫は単なるキーボーディスト以上の存在であり、彼のユニークな音楽スタイルや多彩な生命力は今でも多くの人々に愛されています。音楽の舞台で、彼の表現力と情熱は、これからもさらに多くの人々に影響を与えていくことでしょう。

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