白山ダービー

白山ダービーは、日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）に所属するツエーゲン金沢（石川県）とFC岐阜（岐阜県）の間で行われる試合を、ダービーマッチとして盛り上げるための呼称です。

概要

両チームは過去に公式戦で対戦経験がありましたが、2015年にツエーゲン金沢がJ2に昇格して以降も、特にダービーという位置づけではありませんでした。しかし、2017年にFC岐阜が、石川県白山市と岐阜県大野郡白川村にまたがる日本三名山のひとつ、白山を共通の象徴として捉え、白山開山1300年を記念して金沢にダービー開催を提案しました。これを受け、両クラブはダービーマッチとして開催することで合意しました。

ダービー開催にあたり、公式名称を定め、FC岐阜のホームゲームでは「長良川の陣」、ツエーゲン金沢のホームゲームでは「石川西部の陣」と名付けられました。また、ダービーマッチを盛り上げるため、特別なロゴの作成や、様々な関連イベントの開催も企画・実施されました。これらの取り組みを通じて、両クラブのサポーターだけでなく、地域全体が一体となってダービーマッチを盛り上げることを目指しています。

ホームスタジアム

ツエーゲン金沢：石川県西部緑地公園陸上競技場
FC岐阜：岐阜メモリアルセンター長良川競技場

対戦成績

過去の対戦成績は以下の通りです（2023年10月時点）。

ツエーゲン金沢：6勝
FC岐阜：3勝
引き分け：3回

その他

白山ダービーは、単なる地域的な対戦というだけでなく、白山という共通のシンボルを通じて、両県の交流を深めるという意義も持っています。ダービーマッチを通じて、サッカーファンだけでなく、地域住民も巻き込んだ盛り上がりを見せており、今後も両クラブの熱い戦いが期待されます。

関連情報

日本のダービーマッチ一覧

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