白川宏

白川宏（しらかわ ひろし）は、1921年11月20日に福岡県行橋市で生まれ、1991年8月16日に生涯を閉じた日本の経営者です。彼は、現在のTOTO株式会社である東陶機器の社長としてその名を知られています。

生い立ちと学歴

白川宏は、幼少期を福岡県行橋市で過ごしました。その後、京都帝国大学（現在の京都大学）に進学し、法学部政治学科で学びました。1946年に同大学を卒業し、社会へと足を踏み出しました。

東洋陶器（現TOTO）への入社

大学卒業後、白川宏は1946年に東洋陶器株式会社（現在のTOTO株式会社）に入社しました。当時、東洋陶器は衛生陶器の製造を中心に事業を展開しており、白川は法学部出身ながら、その経営に携わることとなります。

経営者としてのキャリア

入社後、白川宏は着実にキャリアを積み重ねていきました。1965年1月には取締役に就任し、その後、常務、専務と昇進を続けました。その卓越した経営手腕により、1980年代には副社長の地位にまで上り詰めました。

そして、1985年2月、白川宏は東陶機器の社長に就任しました。社長在任中は、会社の発展のために尽力し、その経営手腕を発揮しました。1987年2月まで社長を務め、その後、後進に道を譲りました。彼のリーダーシップの下、東陶機器はさらなる成長を遂げました。

受章

白川宏の長年の功績が認められ、1985年には藍綬褒章を受章しました。この褒章は、公共の利益に貢献した人物に贈られるものであり、彼の社会的な貢献を称えるものです。

人物像

白川宏は、その温厚な人柄と、優れた経営能力で、多くの人々から尊敬を集めました。彼のリーダーシップは、社員からの信頼も厚く、社内外を問わず、多くの人々から慕われていました。

参考文献

• - 人事興信所 編『人事興信録 第33版 上』人事興信所、1985年。

もう一度検索