白川村立白川郷学園

白川村立白川郷学園の概要

白川村立白川郷学園は、岐阜県大野郡白川村に位置する公立の義務教育学校です。この学校は、羽島市立桑原学園と並び、岐阜県で初めて設立された義務教育学校として、2017年4月に開校しました。開校式は同年の4月5日に盛大に行われ、地域の教育に新たな風をもたらしました。

教育プログラム

学校では、特に独自の教育プログラムを展開しています。「ふるさと学習」、それに「しらかわ人学」、加えて「英語学習」がその中心となっています。これらのプログラムは、生徒たちが地域の文化や歴史に深く触れたり、国際的な視野を持つことを促進することを目的としています。

校舎と施設

白川村立白川郷学園は、既存の白川小学校と白川中学校の施設をそのまま利用しており、これらの校舎は隣接しているため、学生や教職員の移動がスムーズです。校舎同士は「ふれあいブリッジ」と呼ばれる通路で繋がれており、メインの玄関も一箇所に統一されています。この配置は、学校全体の一体感を高め、様々な教育活動が自然に交わる環境を作り出しています。

就学区域

白川村立白川郷学園の就学区域は、白川村全域にわたりますが、特に小白川地域に住む子供たちは、富山県南砺市にある上平小学校や平中学校に通うことが決まっています。これは、白川村が特定の地域の教育ニーズに応えるために行っている取り組みの一つです。

沿革

この学校の歴史は2011年に遡ります。当時、白川小学校と白川中学校は小中一貫教育を開始し、「小中一貫教育校 白川郷学園」として認識されるようになりました。2012年には、白川村が義務教育学校の設置に関する条例を制定し、2013年には村内の保育園も教育委員会の管轄となり、保育から中教育までの一貫した教育システムが模索されました。そして、2017年に両校が統合され、今日の白川村立白川郷学園として正式に開校したのです。

このように、白川村立白川郷学園は地域の特性を活かしつつ、新しい形の教育を提供するために努力している教育機関です。今後も地域の人々と連携し、より良い教育環境を築いていくことが期待されています。

もう一度検索