白水大池公園

白水大池公園

福岡県春日市に位置する白水大池公園（しろうずおおいけこうえん）は、地域の自然と歴史が融合した広大な緑地空間です。かつて筑前地方の三大ため池の一つに数えられた「白水池」を中心に、周囲を取り囲む豊かな自然林をそのまま生かした公園として整備されています。

概要

総面積は約16ヘクタールに及ぶこの公園は、白水池の広大な水面と四季折々の表情を見せる樹木に恵まれ、多様な自然体験を提供しています。園内には、池の周囲をぐるりと巡る全長2.1kmの舗装された遊歩道が整備されており、散策やジョギングを楽しむ人々に親しまれています。また、水景施設の噴水や、多目的に利用できる広場、そして周辺を一望できる高さ13メートルの展望台など、訪れる人々の目的や年齢に応じた多様な施設が設けられています。特に春の季節には、園内の桜が見事に咲き誇り、福岡県内でも有数の花見スポットとして多くの人々で賑わいます。

主な施設

公園内には、訪れる人々が快適に過ごせるように、様々な施設が配置されています。

噴水広場: 水辺の景観の中心となるエリアで、時間帯によっては噴水が稼働し、涼やかで癒やしの空間を提供します。
ちびっ子広場: 小さなお子様が安全に遊べるように工夫された遊具などが設置されたエリアです。家族連れに人気のスポットとなっています。
多目的広場: 球技やイベントなど、多目的に利用できる広大なスペースです。ただし、利用には予約や料金が必要な場合があり、利用できる期間も限定されています。
芝生広場: 広々とした芝生が広がるエリアで、ピクニックやレクリエーション、休憩などに自由に利用できます。木陰もあり、ゆったりと過ごすのに最適です。
星の館（天文台）: 公園の一角には天体観測施設も設置されています。夜間には天体観察会などが開催されることもあり、星空に親しむ機会を提供します。
展望台: 高さ13メートルの展望台からは、白水池の水面はもちろん、公園全体や春日市内、さらに遠くの山並みまで見渡すことができます。公園の景観を楽しむのに欠かせない施設です。

利用案内

所在地: 福岡県春日市下白水209
入園料: 公園への入園は無料です。ただし、多目的広場など一部施設の利用には別途料金が必要となります。
開園時間: 公園敷地自体は基本的に時間制限なく開放されていますが、駐車場は午前9時から午後10時までの利用となります。
休園日: 年中無休で利用できます。ただし、多目的広場については利用可能な期間が定められており、具体的には1月5日～6月19日、7月21日～10月14日、11月16日～12月27日の期間に限定されます。
交通アクセス:
公共交通機関をご利用の場合：西鉄天神大牟田線の春日原駅またはJR九州鹿児島本線の春日駅から西鉄バス（惣利南口ゆきまたは月の浦営業所ゆき）に乗車し、「松ケ丘入口」バス停で下車するとすぐです。また、JR西日本博多南線の博多南駅から「やよい」バス（上白水線）に乗車し、「白水大池公園ちびっこ広場前」バス停で下車してすぐの場所です。
お車でお越しの場合：九州自動車道の太宰府インターチェンジから約4.5kmの距離にあります。
駐車場: 駐車場が完備されています。利用時間は前述の通り午前9時から午後10時までです。

白水大池公園は、広大な敷地と多様な施設、そして豊かな自然環境により、地域の住民だけでなく市外からも多くの人々が訪れる、春日市を代表する憩いの場となっています。自然の中での散策、家族でのレジャー、スポーツ、天体観測など、様々な目的で年間を通して楽しむことができます。

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