白石光治郎

白石光治郎（しらいし こうじろう）は、1897年（明治30年）10月6日に愛知県名古屋市で生まれました。父は白石房次郎です。彼は東京帝国大学法学部政治科を1925年（大正14年）に卒業後、朝鮮総督府に奉職し、官僚としてのキャリアをスタートさせました。

白石は、平安北道や慶尚南道で警察部長を歴任し、治安維持に貢献しました。その後、総督府事務官として警務局に勤務し、警察行政の中枢を担いました。さらに、平安南道の内務部長として地方行政に携わり、逓信局電気課長として電気通信事業の発展に尽力しました。また、総督府事務官官房外務部勤務兼任外務事務官として、外交事務にも携わりました。

1941年、白石は平安北道知事に就任し、道政を担いました。1943年（昭和18年）7月には、朝鮮総督府逓信局長兼高等海員審判所長に任命され、朝鮮における通信行政の責任者となりました。その後、朝鮮総督府農商局長に就任し、農業、商業の振興に尽力しました。

白石光治郎の没年は不明ですが、昭和時代前期の朝鮮総督府において、重要な役割を果たした官僚の一人として記録されています。

参考文献
* 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1230025。

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