白砂兼光

白砂 兼光（しらすな かねみつ）のプロフィール

白砂兼光氏は1945年4月生まれの日本の著名な顎顔面口腔外科医で、九州大学の名誉教授です。彼の専門分野は口腔癌や唾液腺疾患の研究であり、特に『Cancer』や『Cancer Research』といった国際的な専門誌に多数の論文を発表してきました。また、長年にわたり日本口腔科学会誌や『Oral Science International』誌の編集委員長を務め、口腔科学の進展に大きく寄与しています。現在も口腔がんの早期発見や口腔粘膜疾患の診療に取り組んでいます。

学歴と経歴

白砂氏は1970年に大阪歯科大学歯学部を卒業し、その後大阪大学歯学部第1口腔外科に入局しました。1981年には同大学の講師となり、1982年には西ドイツのヴュルツブルク大学で助手を務めました。1987年には大阪大学の助教授となり、1995年には九州大学の歯学部で教授として就任しました。2000年からは九州大学大学院の口腔顎顔面外科の教授を務め、2009年からは広島大学大学院の特任教授を兼任しました。2011年には九州大学名誉教授として勤務しています。

著作について

白砂氏は多くの著作を残しており、特に口腔外科に関する著作が多いです。主な書籍には、監修した『口腔外科学』の第2版（2000年）や第3版（2010年）、編著した『口腔がん 早期発見ガイドブック』（2012年）などがあります。これらの著作は、口腔科学の分野において重要なリソースとなっており、医療従事者の教育や研究において幅広く利用されています。

所属団体と役職

白砂氏は、日本口腔外科学会の指導医および名誉会員であり、日本口腔科学会の元副理事長および学会誌の元編集委員長でもあります。また、彼は日本頭頸部癌学会や日本口腔腫瘍学会の元理事としても活動しており、顔面神経機能学会の元理事長として多くの貢献をしています。さらに、アメリカ癌学会や日本癌学会、日本癌治療学会を通じて、癌の研究に従事しています。

最後に

白砂兼光氏は、その長年にわたる活動を通じて、日本の口腔外科界における主要な人物となっています。彼の研究や教育が、多くの医療従事者や患者の命を救う手助けをしていることは間違いありません。これからも彼のさらなる活躍が期待されます。

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