白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース

白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース

白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースは、鳥取県の弓ヶ浜半島に位置する人気の自転車道です。このコースは境港市の境夢みなとターミナルから、米子市の日野川河口までの約15.8kmにわたって美しい風景を楽しみながら走ることができます。コース沿いには白い砂浜や青い松林が広がり、所々で大山の雄大な姿を望むことができるため、自然の中でのリフレッシュを求めて訪れる人々にとって最適なルートと言えるでしょう。

コースの詳細

このサイクリングコースは、起点の境夢みなとターミナルと終点の日野川河口を直線的に結び、平坦な地形を生かした走行が可能です。傾斜が少ないため、幅広いライダーが楽しむことができ、初心者から経験豊富なサイクリストまで、誰もが安心して走れるアクセスの良い場所です。また、弓ヶ浜半島には既存の大規模な自転車道も存在しており、特に米川に沿ったルートが有名ですが、こちらは日本海側の美しい海岸沿いを走ることができるため、トライアスロンやさまざまなアウトドアイベントの会場にも利用されています。

実際にこのコースの整備は、2012年に米子出身のトライアスリート、小原工氏の提案から始まりました。地元の自転車ブームに伴い、サイクリングルートの改善が進められました。そして、2016年に皆生工区が完成、その後2019年と2020年には夢みなと工区と弓ヶ浜工区が完成し、全線が開通したことで、多くのサイクリストが訪れています。

施設と周辺イベント

また、沿道には温泉地の皆生温泉や境夢みなとターミナルもあり、観光とレクリエーションを兼ねた楽しみ方ができます。これらの設備は、サイクリング後のリラックスや休憩に最適で、様々な観光名所とも結びついています。

周囲では、鳥取県で初めて開催された皆生トライアスロン '81や、モンベルが主催するカヤック・自転車・登山を組み合わせたイベント「シートゥサミット」の第1回大会などが実施されています。これらのイベントにより、サイクリングコースがイベントプログラムの一部として注目を集めているのも特徴です。特に「シートゥサミット」は、ジャパンエコトラックの一部として、実際にコースの一環で利用されています。

たくさんの自然を感じながら、サイクリングを楽しむことができる白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースは、鳥取県を訪れる際にはぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。空気の澄んだ大山を望みつつ、自転車に乗る幸福なひと時を体験してみてはいかがでしょうか。

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