白羽弥仁

日本の映画監督である白羽 弥仁（しらは みつひと）は、1964年3月11日に兵庫県芦屋市に生まれ、現在も神戸市に居を構え、精力的な創作活動を続けています。

経歴

白羽氏は、滝川高等学校を卒業後、日本大学藝術学部演劇学科演出コースで専門的な学びを深めました。大学卒業後、映画制作の世界へと足を踏み入れ、そのキャリアの中でテレビCMの制作にも携わるなど、幅広い映像分野での経験を積んでいます。

教育活動にも熱心で、2018年3月まで甲南女子大学文学部メディア表現学科で講師として教鞭を執りました。2019年からは国際ファッション専門職大学の非常勤講師を務め、さらに2022年4月からは大手前大学建築&芸術学部でも非常勤講師として次世代のクリエイター育成に貢献しています。

また、放送業界への貢献も行っており、2020年4月からは讀賣テレビ放送の放送番組審議会委員に就任し、番組内容の向上と放送文化の発展に寄与しています。

主な作品

白羽弥仁監督は、長年にわたり多数の映像作品を手がけてきました。特に劇場映画の分野でその手腕を発揮し、多種多様なテーマの作品を発表しています。

映画

監督作品は、初期のインディペンデント作品から商業映画まで多岐にわたります。

セピア・タウン（1984年）: 脚本も兼任した初期作品。
She's Rain（1993年）: こちらも脚本・監督を担当。
能登の花ヨメ（2008年）: 石川県能登地方を舞台にした作品。
神戸在住（2015年）: サンテレビで放送されたテレビドラマであり、後に映画としても公開。自身の在住地である神戸が舞台。
ママ、ごはんまだ?（2017年）: 脚本も手掛けた家族の絆を描く作品。
みとりし（2019年）: 「看取り」をテーマにした作品で、脚本も担当。
あしやのきゅうしょく（2022年）: 出身地である芦屋市の小学校給食を題材にした作品で、脚本も兼任。
フィリピンパブ嬢の社会学（2023年）: 異文化交流や社会問題をテーマにした意欲作。
道草キッチン（2024年）: 最新の脚本・監督作品。

テレビ番組

ドキュメンタリーやスペシャル番組の演出も手がけています。

シベリア鉄道の旅（2003年）
富士通スペシャル スポーツ人間交差点〜光と影〜 松野明美×有森裕子（2011年、TBS）

ウェブムービー

オンライン向けの映像作品も制作しています。

丘の上のクローバー（2014年）: 脚本・監督を担当。
* LIFE IN JAPAN "What do you do in this case?"（2020年）

白羽監督は、地元である兵庫県に根差したテーマ（『神戸在住』、『あしやのきゅうしょく』）を扱った作品を手がける一方、社会派の視点や人間ドラマを深く掘り下げる作品も発表しており、その活動は多方面にわたります。映像教育者としても多くの後進を育成し、日本の映像文化の発展に貢献し続けています。

参考資料として、ウェブサイト「映画和日乗」などが監督の活動に関する情報を提供しています。

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