皇子山陸上競技場とは？意味をやさしく解説

皇子山総合運動公園陸上競技場の概要

皇子山総合運動公園陸上競技場は、滋賀県大津市にある多目的なスポーツ施設で、主に陸上競技として利用されています。1964年に開場し、以降数十年にわたって地域のスポーツ活動の中心となってきました。特に球技場としての利用もされており、ラグビーやサッカーの試合でも多くの実績があります。

沿革

この競技場は、1964年に「大津市皇子山陸上競技場」として開場し、翌年からは「びわ湖毎日マラソン」の発着点としても名を馳せました。1975年には名称が「大津市営皇子山陸上競技場」と変更され、1979年には改築を経て第一種公認の陸上競技場に認定されました。それにより、多くの全国大会や選手権の開催地として重要な役割を果たしています。特に昭和54年度の全国高等学校総合体育大会の開閉会式や、1980年の全日本実業団対抗陸上競技選手権大会、さらには1981年の国民体育大会など、歴史的なイベントがここで行われています。

近年では、周辺の大津赤十字病院への重症者搬送のための臨時ヘリポートとしての役割も果たしており、その機能の多様性を示しています。また、施設の運営は大津市が所有する公益財団法人大津市公園緑地協会が行っています。

利用されているスポーツ

この陸上競技場は、ラグビーとサッカーの両方において利用され、特にジャパンラグビートップリーグやJ2リーグの試合が行われることが多いです。2007年にはトヨタ自動車ヴェルブリッツとクボタスピアーズによる試合が初めてここで実施され、その後も全国高等学校ラグビーフットボール大会滋賀県大会などの重要な大会の会場となっています。

サッカーにおいても、セレッソ大阪や京都パープルサンガが公式戦を開催するなど、多くのプロチームに利用されています。また、全国高等学校サッカー選手権大会滋賀県大会の決勝戦がここで行われることもあるなど、地域のサッカーシーンにとっても欠かせない場所です。

主なイベント

この競技場では、以下のような数多くの重要なイベントが開催されました。

また、ジャパンラグビートップリーグや日本プロサッカーリーグ、日本フットボールリーグの公式戦も数多く実施されています。

施設概要

施設は、日本陸上競技連盟による第2種の公認を受けており、400mのトラックには8レーンが設けられています。収容人員は12,000人とし、室内練習場も併設されていますが、照明設備はありません。また、付帯施設として、多目的運動広場や陸上用トラック（クレイ、5レーン）、さらにソフトボールやサッカー、ラグビー用のフィールドも整備されています。

アクセス

この陸上競技場へは、公共交通機関を利用するか、周辺の駐車場を利用することで容易にアクセスできます。また、近隣には大津市役所や皇子山球場など、他のスポーツ施設や公共施設もあり、地域のスポーツ振興に寄与しています。

このように、皇子山総合運動公園陸上競技場は多方面にわたるスポーツイベントの開催地として、滋賀県のスポーツシーンを支えている重要な施設です。

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