盛岡大学附属高等学校

盛岡大学附属高等学校

盛岡大学附属高等学校（もりおかだいがくふぞくこうとうがっこう）は、岩手県盛岡市に位置する私立の高等学校です。この学校は盛岡大学の附属校として知られ、一般的には「盛附（もりふ）」または「盛大附属（もりだいふぞく）」という略称で呼ばれています。

概観

建学の精神

本校の教育はキリスト教主義に基づいており、学生には愛と奉仕の精神が根付いた人格形成を目指しています。この教育理念は、次の建学の聖句からも表されています。教えは「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことに感謝しなさい」（テサロニケの信徒への手紙一第5章16節〜18節）というもので、多様な価値観を受け入れる姿勢を重視しています。

沿革

学校の歴史は1952年に始まり、当初は盛岡生活学園という名称で開校しました。1958年には高等学校としての認可を取得し、女子校として設立されました。その後、1963年には男女共学制が導入され、1990年には現在の盛岡大学附属高等学校に名称変更されました。1995年には学校法人が盛岡大学に変更されました。特筆すべきは、2008年に一度キリスト教学校教育同盟を退会したものの、2011年には再加入した点です。

学校行事

盛岡大学附属高等学校では、さまざまな学校行事が年間を通じて行われています。

• - 4月: 入学式およびオリエンテーション
• - 5月: 遠足
• - 6月: 体育祭
• - 7月: 教進野外研修、特進トレッキング
• - 9月: 文化祭
• - 10月: 芸術鑑賞
• - 12月: 二学年修学旅行（国内）、教進および特進カナダ研修、インターンシップ、クリスマス礼拝
• - 1月: 海外留学出発
• - 2月: 予餞会、スキー教室
• - 3月: 卒業式

これらの行事を通して、生徒たちは様々な経験を積み、人間性を育んでいます。

アクセス

盛岡大学附属高等学校へのアクセスは以下の通りです。

• - 鉄道: IGRいわて銀河鉄道の厨川駅から徒歩10分。
• - 路線バス: 岩手県交通の255みたけ中央線や251・252厨川中央線など、複数の路線が利用可能です。各バス停からの徒歩も短時間で済みます。

部活動

同校は特に野球部の活躍が目立ち、岩手県における甲子園の常連校です。夏の県大会には過去10年連続でベスト4入りを果たし、春の選抜大会は5回、夏の大会は11回出場しています。2013年には選抜大会での甲子園初勝利をあり、2016年には夏の甲子園での初の2勝、県内での最多得点を挙げるなど、名門校としての地位を確立しています。

関連人物

学校にはスポーツや芸能界で活躍するOBやOGが多いです。特に野球界では小石澤浄孝や三浦翔太、松本裕樹などが有名です。また、錦織新というハンドボール選手や、山川恵里佳といったタレントもここから羽ばたいています。

系列校

盛岡大学附属高等学校の系列校には、盛岡大学や盛岡大学短期大学部、附属の幼稚園が含まれています。これにより、教育の一貫性が保たれています。

結論

盛岡大学附属高等学校は、キリスト教精神に基づく教育を通じて、人間性を重視した育成を行っています。活発な学校行事や部活動が生徒の成長を促し、多方面で活躍する人材を育てる環境が整っています。

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