目黒学院中学校・高等学校

目黒学院中学校・高等学校

目黒学院中学校・高等学校（めぐろがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、東京都目黒区中目黒にある私立の教育機関です。本校は、理事長の関口隆司が校長を務めており、中高一貫の教育体制を整えている点が特徴的です。

校舎と設備

目黒学院の校舎は限られた土地を有効利用して建てられており、校庭は比較的小さいため、体育の授業や部活動時には近隣の第二グラウンドや体育館、記念館を利用することが一般的です。サッカー部は第二グラウンドで練習を行えますが、野球部は遠く神奈川県の中野島グランドにて活動をしています。また、中高一貫校舎内にはイングリッシュカフェが設置されており、外部からの訪問客を迎えるためのもてなしとして洋風のテーブルとソファーが整えられています。中央には、世界の時間を示すガラス張りの電子時計があり、国際感覚を重要視する校風を反映しています。

教育方針と入試

目黒学院では2011年度から共学が実施されています。特に高等学校の入学試験では、特進コースのみ男女を募集する一方で、総合コースや体育コースでは男子だけの募集とされているため、男女比には考慮が必要です。中学校および高等学校の一貫コースでは、試験を通じて男女の学生が入学可能です。

歴史

1940年に東京機械工科学校として設立され、1948年に目黒高等学校に改称、1995年には学校法人目黒学院に改称し、目黒学院中学校を開校しました。その後、1998年に目黒学院高等学校に名称変更し、2011年に男女共学が始まるなど、時代に合わせた教育体制の整備が進められてきました。

学校行事

目黒学院では、中高一貫生徒と高入生の交流が少なく、それぞれの特性に応じた行事が行われます。共通して実施される行事として、梧林祭、球技大会、芸術鑑賞会がありますが、開催日時や場所が異なることもあります。また、体育祭や新入生オリエンテーション、サマーキャンプなど、学年に応じた特色ある行事が企画されています。

国際交流

目黒学院は、ニュージーランドのシャリーボーイズ高校と姉妹校提携を結んでおり、毎年生徒の相互訪問が行われています。この交流を通じて、国際感覚を養うことを目指しています。また、サマーキャンプやウィンタースポーツなども実施し、グローバルな視野を持った生徒の育成に努めています。

部活動

部活動も活発に行われており、特にラグビー部は歴史ある伝統を持ち、国内大会での多数の優勝経験があります。その他にも、陸上、弓道、空手道、ゴルフ、相撲、水泳、フィギュアスケート、囲碁将棋など幅広いジャンルの部活動が存在し、それぞれが全国大会での成績を残しています。

制服

中高一貫の生徒と高入生は同一の制服を着用しており、ブレザーが主な形態です。中学生は冬服としてYシャツ、夏服では半袖Yシャツを着るほか、高校生も同様です。全生徒に共通の紺色のネクタイがスタイルの一部となっています。

同窓会と著名な出身者

同窓会では、定期的に会報「桐」が発行され、3年ごとに総会が開催されています。本校の著名な卒業生には俳優の青木義朗や、元大相撲の逆鉾昭廣などが名を連ねています。また、ラグビーや空手の分野で活躍した選手も多く、スポーツ面でも注目されています。

アクセス

目黒学院中学校・高等学校は、東急東横線や東京メトロ日比谷線の中目黒駅から徒歩5分、JR山手線の恵比寿駅からは徒歩10分という好立地に位置しています。この便利なアクセスは、学びたい学生にとって魅力的な要素の一つです。

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