相本芳彦

相本芳彦について

相本芳彦（あいもと よしひこ）は、日本のフリーアナウンサーであり、元北日本放送のアナウンサーです。1956年5月17日に富山県高岡市で生まれ、血液型はB型です。彼は幼少期から映画や漫画、音楽に対して深い造詣を持っており、アナウンサーにならなければ映画会社に就職することを考えていたほどの映画好きでもありました。

経歴

相本は地元の富山県立高岡高等学校を卒業後、慶應義塾大学法学部政治学科に進学しました。1979年に北日本放送に入社し、以降テレビやラジオを通じて多くの番組に出演しました。特に、彼の代表番組として知られる『コンビニラジオ相本商店いらっしゃいませ〜』やFMいみずで担当する『相本商店射水店』は、自身の実家の石鹸・雑貨問屋の屋号に由来しています。相本は富山弁を用いながらも、一人称は「わたし」や「オレ」を選んで使っています。長いキャリアの中で、彼は北日本放送でも特に知名度の高いアナウンサーの一人とされています。

退職時にはラジオセンター部長としての地位にあり、彼の影響力は決して小さくありませんでした。また、1996年に最初の妻と死別した後、2008年に再婚。その再婚相手の義理の娘には、同じくフリーアナウンサーの鍛治絵里子がいます。

国政選挙への挑戦

2009年1月、相本は富山市で民主党の代表、小沢一郎から第45回衆議院議員選挙への出馬要請を受けました。この時、出馬する意向を示し、選挙活動を開始しました。同選挙区では現職の国民新党代表が比例区への転出を表明していたため、後任候補を求める動きがありました。相本は後に無所属の野党統一候補となり、105,483票を得ましたが、自民党の橘慶一郎に敗北しました。この選挙では、相本は選挙対策の中で誹謗・中傷に苦しんだとされています。

2010年には、参議院議員通常選挙において、民主党の公認候補として再度選挙に挑むことが発表されました。この選挙でも22万票を超える支持を得たものの、自民党の野上浩太郎に敗れてしまいました。

フリーアナウンサーとしての活動

相本は政治活動の後、再びアナウンサー業に戻り、2010年9月には公式サイトを閉鎖。魚津市でのトークショーの司会や、ラジオたかおか・エフエムいみずでレギュラー番組を持つなど、多方面で活躍しています。特に彼は、2012年から「相本芳彦のRadio-i」という生放送番組を担当し、中学校の後輩との繋がりを活かしながら活動を続けています。

また、地元のアイドルグループを結成するための企画・運営にも関わっており、2013年には「Vienolossi」というグループをプロデュースしました。NPOメンバーとしても高校放送部のアナウンス指導を行い、メディアやコミュニケーションに関連する講演会も実施しています。

現在の活動

現在、相本は『相本商店射水店』をエフエムいみずで毎週月曜日に放送し続けるほか、様々なイベントに司会として参加し、活発に活動しています。彼の多彩なキャリアや情熱は、アナウンサーとしてのポジションを確立するだけでなく、地域発展にも貢献しています。相本芳彦は、アナウンサーとしての枠を超え、政治、文化、地域活性化の交差点で活躍を続けている人物です。

もう一度検索