相模原住宅地区

相模原住宅地区の概要

相模原住宅地区（さがみはらじゅうたくちく）は、神奈川県相模原市南区に位置する在日アメリカ陸軍の住宅施設です。主に北西には小田急相模原駅があり、交通の便も良い立地にあります。

基本情報

• - 所在地: 神奈川県相模原市南区上鶴間
• - 接収年月日: 1950年5月10日
• - 面積: 594,558平方メートル（2007年3月31日現在）

- 国有地: 507,833平方メートル
- 市有地: 4,929平方メートル
- 私有地: 81,796平方メートル

• - 管理部隊: 在日アメリカ陸軍基地管理本部 (United States Army Garrison-Japan)
• - 用途: 住宅
• - 従業員数: 104人（2007年4月30日現在）

この住居区域は、主にアメリカ軍に勤務する軍人とその家族のために設けられています。相模原住宅地区内には、およそ520戸の住宅があり、約1,400人がここで生活しています。

沿革

相模原住宅地区は1939年1月22日に、旧日本陸軍電信第1連隊の移転により開設されました。その後、1950年5月にアメリカ軍が接収し、住宅専用地域として使用することになりました。
1965年には、アメリカ軍のジェット機が墜落し、悲しいことに3人のアメリカ人が亡くなる事故が発生しました。この事件によって、地域に住む人々は安全対策の強化を求めるようになりました。

1973年から1982年にかけては、市道の拡幅工事に伴い、相模原住宅地区の一部が合計約4,840平方メートル返還されることとなりました。
2006年5月1日には日米安全保障協議委員会で在日アメリカ軍再編に関する最終報告が合意され、相模原住宅地区には家族住宅が増設される予定となっています。

地域の役割

相模原住宅地区は、近隣のキャンプ座間などの米軍基地に勤務する軍人や軍属、その家族のための生活環境を提供する重要な場所です。住宅地区内には、食料品店、教会、劇場、消防署、小学校、浄水場などの生活に必要な施設が整っており、住民はそれらの施設を利用して日常生活を送っています。

このように、相模原住宅地区は日本国内におけるアメリカ軍の家族のための基盤を提供し、地域社会との交流も図りながら重要な役割を果たしています。

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