相模原公園

相模原公園

相模原公園（さがみはらこうえん）は、神奈川県相模原市南区下溝に位置する、神奈川県が管理する都市公園（総合公園）です。この公園は1979年（昭和54年）4月に市民の憩いの場として開園しました。周辺には相模原市立総合体育館や女子美術大学などがあり、文教・スポーツ施設が集まるエリアの一角を占めています。

概要

公園の敷地面積は、2018年4月現在で約26.0ヘクタールに及びます。特筆すべきはその規模感で、隣接する相模原麻溝公園と一体的に利用されており、両公園を合わせた開園面積は実に47.3ヘクタールもの広大さとなります。広々とした敷地は隅々まで美しく整備されており、色とりどりの花壇や、青々とした芝生が広がるエリアは、特に小さなお子さんを連れた家族連れに人気のスポットとなっています。多目的な利用が可能な広大な空間は、様々なレクリエーション活動に適しています。

公園の歴史において重要な出来事として、1992年（平成4年）10月には「第9回全国都市緑化かながわフェア」の主要会場の一つとなったことが挙げられます。このフェアを契機に公園の整備が進み、現在の豊かな緑と充実した施設が形成される礎となりました。

主な施設

相模原公園には、その広大な敷地の中にいくつかの特徴的な施設が配置されています。

グリーンハウス
この公園のシンボル的な存在ともいえる二階建てのガラス張りの建物です。温室になっており、一年を通して様々な種類の草花が栽培・展示されています。熱帯植物をはじめ、季節ごとの美しい花々を天候に左右されずに楽しむことができます。過去にはサカタのタネが命名権を取得し、「サカタのタネ グリーンハウス」として親しまれた時期もあります。

水無月園
約2,327平方メートルの広さを持つゾーンで、主に菖蒲（しょうぶ）を中心とした水辺の植物が栽培されています。梅雨の時期には多くの菖蒲が見頃を迎え、しっとりとした日本の風景を感じさせます。

噴水広場
まるでヨーロッパの庭園を思わせるような、優雅な噴水をメインとした広場です。幾何学的な配置と水の流れが美しい景観を作り出し、散策の途中の休憩スポットとしても、写真撮影の場所としても人気があります。

芝生広場
約27,000平方メートルもの広大な芝生が広がるエリアです。ピクニックやボール遊びなど、様々なアクティビティを楽しむのに最適です。周囲を木々に囲まれ、開放感あふれる空間となっています。

これらの施設は、四季折々の自然の美しさを提供するとともに、来園者に多様な過ごし方を提供しています。

所在地と交通アクセス

所在地:
神奈川県相模原市南区下溝3277番地

交通:
相模原公園へは、複数の公共交通機関や自動車でのアクセスが可能です。

バスを利用する場合:
小田急線 相模大野駅北口からは、「女子美術大学行き」バスで終点「女子美術大学」バス停下車、または「上溝行き」バスで「県立相模原公園前」バス停下車。
小田急線 相武台前駅からは、「横浜線相模原駅南口行き」バスで「県立相模原公園入口」バス停下車。
相模線 原当麻駅からは、「北里大学病院・北里大学行き」または「相模大野駅北口行き」バスで「県立相模原公園前」バス停下車。
横浜線 古淵駅からは、「女子美術大学行き」バスで終点「女子美術大学」バス停下車。

自動車を利用する場合:
国道16号線からは、鵜野森交差点を八王子方面からは右折、横浜方面からは左折し、神奈川県道・東京都道52号相模原町田線（行幸道路）沿いに進みます。
首都圏中央連絡自動車道（圏央道）相模原愛川インターチェンジからは、神奈川県道・東京都道52号相模原町田線（行幸道路）沿いに北上します。

広大な敷地を持つ相模原公園は、相模原地域における緑の中心地として、多くの人々に親しまれています。豊かな自然と充実した施設が調和したこの公園は、四季を通じて様々な楽しみ方々が訪れる価値のある場所です。

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