相模原麻溝公園競技場

相模原麻溝公園競技場（相模原ギオンスタジアム）

相模原麻溝公園競技場は、神奈川県相模原市南区に位置する多用途のスポーツ施設です。この競技場は、陸上競技はもちろんのこと、サッカーやラグビーなどさまざまなスポーツイベントにも対応しています。また、企業からの命名権を受けて、正式名称は「相模原ギオンスタジアム」となっています。

設置の背景

相模原市のスポーツ振興を目的に、1998年に開催された国民体育大会に合わせて、本競技場の整備が進められました。元々は麻溝公園内のスポーツ広場を改装し、公式な陸上競技場として整備されることになりました。2007年に開場し、その後も様々な施設が順次完成。2014年には第2競技場もオープンしました。

主競技場の特徴

主競技場である相模原ギオンスタジアムは、日本陸上競技連盟の第2種公認を受けた競技場で、400mトラックと天然芝のフィールドがあります。フィールドは106m×71mのサイズで、サッカーやラグビーの試合にも対応可能です。観客席は約15,300人を収容でき、特にメインスタンドは2,823人の座席を持っています。

夜間照明や電光掲示盤も完備され、特に2018年にはLED投光器が設置されて昼夜を問わず利用可能です。所在地の相模原市は、スタジアムを多くの市民に利用してもらうための施策を進めています。なお、座席やトイレといった施設の整備状況については、上位リーグライセンスの要件に関わる重要な課題となっています。

第2競技場とその他施設

第2競技場である相模原ギオンフィールドも重要な役割を果たしています。こちらもサッカーやラグビーの公式試合を行うことができる日本陸上競技連盟第4種公認の施設です。トラックは400mで6レーン、フィールドは人工芝で107m×75mの規模を誇ります。この競技場は、陸上競技の投擲種目にも利用されています。

名称の変遷

競技場の命名権については、2014年に相模原市内の総合物流会社ギオンが取得しました。同年の3月から3年間の契約で相模原ギオンスタジアムと名付けられ、その後も契約が更新されています。

主なイベント

相模原麻溝公園競技場では、数々のスポーツイベントが開催されてきました。JリーグのSC相模原やWEリーグのノジマステラ神奈川相模原のホームゲームの他、高校サッカー選手権や陸上競技の各種大会などが行われ、大きな注目を集めています。今でも多くの地域住民に親しまれる場所としての役割を果たしています。

アクセス情報

アクセス面では、公共交通機関を利用することが一般的です。JR相模線の原当麻駅からは徒歩20分ほどで到着でき、バス路線も数多くあり、相模大野駅や古淵駅からのアクセスも容易です。

自家用車でのアクセスも可能で、スタジアム周辺には公園内の駐車場が設けられていますが、Jリーグ開催時などは混雑も予想されるため注意が必要です。

相模原麻溝公園競技場は、スポーツファンにとって重要なスポットであり、今後も地域のスポーツ振興に寄与していくことが期待されています。

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