相模女子大学中学部・高等部は、
神奈川県相模原市南区文京二丁目にある私立の女子校です。
中高一貫教育を提供しており、創立以来、数多くの教育プログラムを展開しています。
学校の特色
この学校の特徴は、内部進学と外部進学の生徒が共に学ぶ機会があることです。以前は別々にクラスを編成していましたが、現在では混合クラスとなり、多様な背景を持つ生徒がインタラクションを持ちながら成長できる環境を整えています。特に、国際理解教育に力を入れており、年間を通して海外研修プログラムを実施しています。これにより、生徒たちは異文化理解を深める機会が得られます。
校舎と施設
広大なキャンパスには歴史のある建物が多く残っており、戦時中に使用されていた
陸軍通信学校の施設もそのままの状態で保存されています。また、充実した図書館には約28,000冊の蔵書があり、生徒たちが学びを深められる環境です。
教育理念と教育課程
相模女子大学中学部・高等部の教育理念は「高潔善美」です。これを基盤に、教育目標として「英知」「誠実」「友愛」を掲げています。教育課程は「2-2-2制」に基づき、段階的に学びを深める構成となっています。初めの2年間は基礎を固め、その後の中期2年間で自身の興味を発見し、最後の2年間で学びを発展させます。
高等部のカリキュラム
高等部では中学部の基礎学力をもとに、
英語や数学を習熟度別に分けて学ぶことができます。また、芸術選択の授業もあり、生徒たちは音楽や美術、書道などを選択しながら多面的に成長します。高等部2・3年次には、文系と理系からコースを選択し、フランス語やフードデザイン、被服製作など、多彩な選択科目を学ぶことができます。
学校行事
年間を通して多くの行事が行われています。4月には新入生を迎える球技大会、9月には体育祭、11月には相生祭と呼ばれる学園祭などがあり、生徒たちの学校生活を彩ります。特に相生祭は大学から小学部までの全校生徒が参加する大規模な行事で、多くの来場者を迎える盛大なイベントとなります。
部活動
スポーツや文化活動も活発で、
バスケットボール部や
吹奏楽部、
ソフトテニス部などが特に人気です。これらの部活動を通じて生徒たちはチームワークや協調性を学び、成長していきます。
進学実績
進学においても、約30%の生徒が
相模女子大学やその短大に進学しており、約60%は他の大学や短大へ進学しています。多様な進路を視野に入れた教育が行われているため、生徒たちは自らの夢を見つけ、実現する力を養っています。
地域との連携
地域の他校とも提携しており、授業やボランティア活動を通じて様々な交流を行っています。これにより、生徒たちはコミュニティや社会についての理解を深めることができます。
相模女子大学中学部・高等部は、教育理念を大切にしながら、国際的視点を持った女子教育を実践し、多様な生徒たちが共に成長できる環境を整えています。