眞山龍

眞山 龍

1981年6月5日、宮城県豊里町（現在の登米市）に生を受けた眞山龍（まやま りゅう）氏は、右投げ右打ちの元プロ野球投手です。

高校時代は仙台育英高校のエースとして、チームを第81回全国高等学校野球選手権大会出場へと導きました。甲子園での初戦、佐賀東高校との対戦では、投手陣の柱として見事なピッチングを披露し、相手打線を無失点に抑える完封勝利を飾りました。続く2回戦では、正田樹氏や一場靖弘氏といった好投手を擁する桐生第一高校と相まみれましたが、この試合では立ち上がりから制球に苦しみ、与四球から流れを失い、8回途中で7失点を喫しマウンドを降りました。後を受けた投手も相手打線の勢いを止められず、チームは残念ながら2対11という大差で敗退となりました。

高校卒業を控え、1999年のプロ野球ドラフト会議において、西武ライオンズから2位指名を受け、プロ野球選手としての道を歩み始めました。背番号は「24」を与えられ、2000年から2005年までの6シーズン、ライオンズの一員としてプレーしましたが、残念ながらプロの世界で一軍公式戦のマウンドに立つ機会は訪れませんでした。

2005年シーズンの終了後、眞山氏は球団から戦力外通告を受け、現役選手としてのキャリアを終えることとなりました。しかし、プロ野球の世界から完全に離れることなく、ユニフォームを脱いで球団のスタッフとして裏方からチームを支える道を選びます。当初は二軍のサブマネージャーとして新たなキャリアをスタートさせました。

その後、一軍のマネージャーへと昇格し、チームに帯同。試合中のベンチで、選手や監督、コーチを様々な面からサポートする姿が見られるようになります。プロ野球の激しい戦いを、グラウンドとは異なる立場から支える役割を担いました。

2012年からは再び二軍マネージャーとして、将来を嘱望される若手選手の育成環境を整える業務に携わることになります。この時期には、ライオンズの携帯サイト上で「眞山龍の二軍マネージャー日記」と題した連載が掲載され、春野キャンプでのチームの様子や日々の業務について綴られ、ファンに球団の裏側を伝える役割も果たしました。

その後、再び一軍のマネージャーへと異動し、2020年時点では再び一軍マネージャーとしてチームの運営や遠征などのサポート業務に尽力しています。選手として、そしてマネージャーとして、長きにわたり埼玉西武ライオンズに貢献し続けている人物です。

背番号
* 24 （2000年 - 2005年）

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