正田樹

正田 樹 (しょうだ いつき)のプロフィール

正田樹（しょうだ いつき、生年1981年11月3日）は群馬県太田市で生まれ、元プロ野球選手であり、野球指導者でもある。彼は投手ポジションで活躍し、左投左打というスタイルを持つ。

経歴

プロ入り前

正田氏は、太田市立北中学校に在学中、軟式野球部の投手兼一塁手として活動していた。続いて桐生第一高校に進学し、3年の時に全国高等学校野球選手権大会に出場し、エースとして群馬代表の初優勝に導いた。特に全国大会では3完封の素晴らしい成績を残し、1999年のドラフト会議では日本ハムファイターズに1位指名を受けて入団する。

日本ハム時代

プロ入りした2000年、監督の大島康徳の信任を受け、一軍に起用される。フレッシュオールスターゲームでは同僚の實松一成と共に先発バッテリーを務め、その後もメディア露出が増え、日本ハムのCMにも出演した。2001年には初先発を果たしたが結果を残せず、2002年には再起を図り、完投勝利を挙げてパ・リーグ新人王に輝く。2003年は27イニング連続無失点という記録を達成したものの、肩の怪我に悩まされ、成績が振るわなかった。

2004年にはチームのAクラス復帰に貢献したものの、翌年は低迷してしまう。2006年には日本一に導かれるも、一軍登板は無く、次第に出場機会が減っていった。

阪神時代

2007年、金澤健人とのトレードで阪神タイガースに移籍。しかしながら、その2年間は一軍登板が無く、戦力外通告を受ける。独立リーグや海外リーグでの新的な挑戦が模索される。

台湾リーグでの挑戦

2009年には中華職業棒球大聯盟の興農ブルズに入団。防御率4.44で14勝を記録し、最多勝利と最多奪三振のタイトルを獲得。この経験を経て、2010年にも成功を収め、非常に好成績を残すも、チームの経営難から契約を結ばれない事態に直面。

新潟アルビレックスBCとヤクルトでの復帰

その後、日本に帰国し、独立リーグでプレーする機会を得て、2011年には新潟アルビレックスBCに入団、これが転機となり、2012年には東京ヤクルトスワローズと契約。NPBに復帰し、数度の登板を果たし、特に2013年には自身8年ぶりの勝利を記録。最終的には2016年までのプレーを続けた。

引退と指導者への転向

2021年には選手兼投手コーチとして愛媛マンダリンパイレーツに就任。2023年、現役引退を発表し、引退試合では自身の野球人生を締めくくった。その後、ヤクルトの二軍コーチに着任。

プレースタイル

正田は多彩な変化球を持ち、特に落差のあるカーブを駆使した結果が評価された。彼のスタイルは多くの若手選手に影響を与えている。彼の野球に対する情熱は今も残り、指導者として新しい世代を育てている。

プライベート

2022年時点で、彼は愛媛で結婚しており、同年の引退登板時には家族が応援に駆けつけた。スポーツに対する姿勢は選手時代と変わらず、今後の活動にも期待が寄せられている。

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