真・女神転生 デビルチルドレン メシアライザー

真・女神転生 デビルチルドレン メシアライザー

『真・女神転生 デビルチルドレン メシアライザー』は、2004年11月4日にロケットカンパニーから発売されたゲームボーイアドバンス用ソフトです。元々はアトラスから発売予定でしたが、様々な事情により発売元が変更されました。

概要

本作は、『女神転生』シリーズの中でも珍しく、アトラス以外から発売されたタイトルです。開発も本編シリーズを手掛けるマルチメディア インテリジェンス トランスファーではなく、ウィルが担当しています。そのため、従来のシリーズ作品とは異なる点がいくつか見られます。

システム

戦闘

従来のターン制バトルから、リアルタイム制バトルへと変更されました。プレイヤーは、ミッション形式で展開される戦闘で、スピーディーな判断と指示が求められます。デビルの収集、合体、通信対戦、デビル交換といったシリーズ традиционный な要素は引き継がれています。また、デビルを仲魔にする方法も変更され、敵デビルを倒した後に出現する魂に交渉する形式になりました。

シナリオ選択

ゲーム開始後、チュートリアルステージをクリアすると、主人公をジンかアキラのどちらかを選択することになります。選択した主人公によってシナリオが分岐し、それぞれ異なるキャラクターが同行します。ジン編ではレナ、アキラ編では亜美が同行し、ヴァルハラから魔界の別の場所へと向かいます。

分岐後は、ワールドマップから行き先を選択してシナリオを進めます。町ではデビルの合体や交換が可能で、一度クリアしたステージは再探索して戦闘を行うこともできます。

登場人物

ゲームに登場するキャラクターは、アニメ版の性格設定に影響を受けています。たとえば、ジンの性格が熱血漢で少しお調子者になっていたり、亜美が丁寧な言葉遣いで相手に「～さん」を付けて話すなどの変更が見られます。シュンとジュディは解放軍として登場しますが、ジンや亜美との面識はありません。シュンのパートナーはアニメ版と同じくバロンです。

用語

メシアライザー

伝説のデビルチルドレンであるメシアのデビライザー。かつてメシアと戦った強力なデビルが封印されています。現在は「メシアのほこら」に封印されており、かつてメシアと共に戦ったデビル達が守護しています。

変更点

キャラクターの性格がアニメ版寄りに変更
シュンとジュディが解放軍として登場（ジンたちとの面識はない）
帝国軍が本編と異なる組織として描かれ、皇帝が登場しない
帝国軍の本拠地が魔界セントラルランドのダークパレスに変更 (アヴァロンが帝国の首都ではなく、ティルナノーグが皇帝の城ではない)

スタッフ

プロデューサー - 堀内光
ディレクター - 小林孝一
シナリオ - 橋本雅
プランニング - 高橋拓己、菅野高史
プランニングアドバイザー - 増田辰男
キャラクターグラフィック - 二川有美、中山愛
マップグラフィック - 星野夏子、加藤大輔
背景グラフィック - 高橋敬幸
エフェクトグラフィック - 中山浩孝
グラフィックアドバイザー - 三浦忠司
バトルプログラム - 巻嶋和幸、矢嶋秀崇
メニュープログラム - 福留涼平、河本武
サウンド - 坂本英城

外部リンク

真・女神転生 デビルチルドレン メシアライザー（公式サイト）

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