真・女神転生IMAGINE

真・女神転生IMAGINE

概要

『真・女神転生IMAGINE』は、2007年4月にサービスを開始したWindows向けの本格オンラインRPGです。このゲームは、多人数同時参加型オンラインRPG（MMORPG）に分類されますが、実際の内容はMOダンジョンを中心としたものです。プレイヤーは「デビルバスター」として登場し、悪魔を召喚するプログラムを活用して敵と戦います。

舞台は203X年の近未来の東京です。設定は『真・女神転生』シリーズの間の時代で、一度崩壊した東京の復興を背景にしています。プレイヤーは自らのキャラクターを作成し、さまざまな悪魔を仲間にしながら冒険を進めます。お金の要素としては、基本料金が無料であり、オプションとして一部アイテムについて課金が行われるアイテム課金方式が採用されています。このような仕組みのおかげで、多くのプレイヤーが気軽に参加可能な環境が整っています。

物語の背景

物語は199X年のICBMの着弾、202X年の大洪水という歴史的事件の後、崩壊した東京を再建する過程を描いています。このなかで、「メシア教」と「ガイア教」との間に結ばれた大協定と呼ばれる不可侵条約により、新たな共同体社会が成立。プレイヤーは、社会の中で起こるさまざまな事件や戦いに巻き込まれながら、自らの道を切り開いていくのです。

ゲーム内では、プレイヤーが仲魔と呼ばれる悪魔を召喚し、交渉や戦闘を通じて協力関係を築いていきます。また、邪教の館という場所で悪魔を合体させることも重要な要素となっています。

開発の経緯

最初は『真・女神転生NINE』というタイトルのオンライン対応版として開発がスタートしましたが、色々な事情から開発が難航したため、当初のアイデアをリセットし、PCプラットフォーム用として新たに『真・女神転生IMAGINE』として再構築されました。当初のタイトルからの大きな方針転換であり、このことが後のサービス開始に多大な影響を与える結果となりました。

開発はアトラス社からケイブ・オンライン・エンターテイメントに移管され、2006年11月からクローズドβテストが行われました。このβテストでは、クライアントの安定性やゲームバランスの調整が主な目的でした。

ゲームシステム

このゲームは、リアルタイムでプレイヤーが移動したり戦ったりするMMORPGの特性を持っています。他のプレイヤーと協力してミッションを攻略したり、ダンジョンに挑んだりすることが可能です。また、プレイヤーは最大5人のパーティーを組むことができ、協力しながら挑戦する楽しさがあります。一方で、リアルタイムの性質上、攻撃や魔法が他のプレイヤーによって妨害されるリスクもあるため、常に注意が必要です。

ゲーム内の通貨「CP」を用いて一部アイテムを購入することができ、プレイヤーはそのアイテムで戦いを有利に進めることができます。属性変化システムも実装されており、プレイヤーの行動によって属性が変化し、仲魔の召喚コストに影響を与える仕組みも含まれています。

サービスの終了

残念ながら、『真・女神転生IMAGINE』は2016年5月24日をもってサービスを終了しました。しかし、その間に数多くのプレイヤーに愛されたタイトルであり、独自の世界観やシステムは今なお多くのファンに記憶されています。ゲームの提供を通じて、プレイヤー同士が築いた絆や戦った記憶は、今でも色あせることなく多くの人々の心に残り続けています。

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